イタリア語でcinque(=5つ)、dita(指)で「五本の指」という言葉が語源の
短剣。
その名の通り、指五本をぴったりくっつけた手のような形状をしている。
短剣にしては広い身幅を有しているため、「突く」ことよりは「斬る」ことに長けた
短剣。装飾をちりばめ、装飾品として用いられることも多かった模様。シルエットとしては
ダークナイフよりもむしろ
トゥワシュトラのほうが正確と言える。
実用性より芸術性の高い一品だが「五本指」の由来に沿って樋はほとんどの場合刻まれる。
トゥワシュトラのように(あちらは7本だが)横に並べて4本ないし5本刻まれるパターンと、鍔元に近い部分に3本、剣の中程に2本太い樋を並べる二段構成のパターンとがある。
またこの
短剣をさらに長く、身幅を広くし実戦用に作られたものが「
アネラス」になったとも云われている。
FFシリーズでは
FFTAにも登場。
この
短剣から「
アビリティを盗む」という、敵から様々な
アビリティを盗んでそのまま習得できるというインチキくさい
アビリティを覚えるため、一本入手できれば難易度が劇的に下がることで知られている。