百足丸については各地に様々な伝承が残っており、どれを由来とするかは定かではない。以下にそのいくつかを記す。
- 武士が刀を置き忘れたことに気づき、取りに戻ろうとするが巨大な百足がいたという話を聞かされる。武士がその場所に行ってみるとそこには自分の刀があった。(新潟、群馬)
- 刀匠正宗と勝負して破れた魔性が残した刀を打ち直したもので、刀を収めた箱を開けたら百足に姿を変えて逃げ出した。(高知)
- 源頼政が鵺退治の褒美に貰った退魔の名刀。百足丸の名は刀身が青白く光り、夜目には巨大な百足に見えるところから。
なお、この刀は
FFXにも登場している。