パトロクロスはトロイア戦争に参戦したギリシア連合軍の武将である。
彼の親友であり、ギリシア勢最強の勇士アキレウスは、総大将のアガメムノンと諍いを起こし前線に出ることを拒否、不死身の勇士を欠いたギリシア勢はトロイア勢に押され始める。憂いたパトロクロスは、アキレウスの鎧を借りて前線に立ち軍勢を鼓舞したためギリシア勢は勢いを取り戻したが、パトロクロスはトロイアの総大将ヘクトルに討ち取られてしまう。
激怒したアキレウスは一騎打ちでヘクトルを殺すが、ヘクトルを殺せば三日以内に自分も死ぬという神託の通り、かかとを射られて死ぬ。2人は一緒の火葬壇で荼毘に付され、アキレウスの母の
女神テティスが生前用意した島に共に渡ったという。