ファイナルファンタジーXI プレイ日記 ヴァナ・ディール滞在記の著者で、元
ファミ通編集者。
その後も
ファミ通に連載を持ち、「ほぼ日刊イトイ新聞」などを中心に活動しているフリーライター。
ファイナルファンタジーXI プレイ日記 ヴァナ・ディール滞在記は
FFXIのサービス開始直後からその年の年末まで
ファミ通.comにて連載され非常な好評を博した「
ファイナルファンタジーXIプレイ日記」を、翌年に連載終了後数日分の日記と
みずしな孝之の4コママンガを追加したもの。この日記を読んで
FFXIを始めた人も多いと言う。
知識のない初心者にも非常に優しく、ゲームをプレイしていない層も意識した内容になっており、著者自身の体験を交えながら少しずつ
FFXIの基礎的部分を知ることが出来る、一種の旅行記のような本になっている。
ネタバレにも十分配慮されており、プレイ前に楽しみを奪われることはない。また、
みずしな孝之のマンガもいい味を出している。
FFXI初期の、ひいては
MMORPG黎明期の空気を感じられる内容になっている。その後
FFXIは海外版が発売されるなどして、すでに当時の状況とは全く変わってしまっているが、攻略系の本ではないので、現在でも
FFXIの旅行記として読むことができる。初心者にとっては参考になるところがあるだろうし(何と言ってもプレイの励みになるのが一番の長所)、上級者にとっても、かつてを懐かしんだり、今は失ってしまった何かを思い出すきっかけとなるかもしれない。
彼の
FFXI日記(本)は、ネット上の
FFXIとはまったく関係ない場所で評価されている事が多く。日記の評判の良さの割に、
FFXI界ではマイナーな印象があったりする。
長らく絶版になっていたが、2023年3月31日に電子書籍版が発売された。電子書籍化に際して、なぜか飛ばされていた第20回も収録された他、改めて後書きが書き加えられた。
なお、作中に時々登場した先輩
冒険者が、星のカービィやスマブ
ラシリーズで知られる桜井政博氏だった事が著者Twitterで明かされた。両氏は当時
ファミ通紙上でコラムを連載しており、同じページの上段が桜井氏、下段が永田氏という構成だった事から「下の人」「上の人」とお互いコラム内で
ネタにする等仲の良さが伺えた。