FFXIのサービス開始直後からその年の年末まで
ファミ通.comにて連載され非常な好評を博した「
ファイナルファンタジーXIプレイ日記」を、翌年に連載終了後数日分の日記と
みずしな孝之の4コママンガを追加したもの。この日記を読んで
FFXIを始めた人も多いと言う。
著者は
永田泰大。元
ファミ通編集者で、現在でも
ファミ通に連載を持ち、「ほぼ日刊イトイ新聞」などを中心に活動しているフリーライター。
知識のない初心者にも非常に優しく、ゲームをプレイしていない層も意識した内容になっており、著者自身の体験を交えながら少しずつ
FFXIの基礎的部分を知ることが出来る、一種の旅行記のような本になっている。
ネタバレにも十分配慮されており、プレイ前に楽しみを奪われることはない。また、
みずしな孝之のマンガもいい味を出している。
現在は海外版が発売されるなどして、すでに当時の状況とは全く変わってしまっているが、攻略系の本ではないので、現在でも
FFXIの旅行記として読むことができる。初心者にとっては参考になるところがあるだろうし(何と言ってもプレイの励みになるのが一番の長所)、上級者にとっても、かつてを懐かしんだり、今は失ってしまった何かを思い出すきっかけとなるかもしれない。
ネット上の
FFXIとはまったく関係ない場所で評価されている事が多く、日記の評判の良さの割に、
FFXI界ではマイナーな印象があったりする。
通称「永田日記」。