Beelzebub

記事名読み
べるぜぶぶ
BFNM戦、「蝿の王」に出現するノートリアスモンスター。タイトル名には蝿とあるが、実際にはである。

由来
ヴァナにおいてはの姿であるが、ベルゼブブ(ベルゼバブとも)は巨大なハエの姿をとる悪魔で、そのものズバリ「蝿の王」の異名を取っている。

悪魔の中でも高位のいわゆる魔王として扱われることが多く、そのせいか本作に限らずゲームにもボスキャラとしてしばしば登場する。その場合、ヴァナ・ディールに限らずゲーム内に登場する昆虫系の敵の姿があてがわれることは珍しいことではない。
もっとも「蝿の王実装時に存在したヴァーミン類の中では、よりもむしろフライ族の姿の方がまだ蝿との接点はあるような気がするが。
注釈1
後にアルタナの神兵で追加されたナット類が、ほぼ蝿そのものの姿である。


「たかが蝿」であるにも関わらず高位の悪魔であるのは、その由来にあると思われる。
オリエント系神話において、高位の神と崇められる「バアル」に気高いという意味の「ゼブル」という単語を合わせ、「バアル・ゼブル(偉大なる主)」と呼ばれる嵐や豊穣の神がいた。しかしヘブライ人の文化に取り込まれる際に、オリエント世界での豊穣を祈る性的な儀式からか邪教神として扱われ
注釈2
近隣諸国の神が別の立場、扱いで他教に現れることは多い。
、語呂の良く似た「バアル・ゼブブ(蝿の王)」と蔑まれた。
これがキリスト教に含まれる際に高位の悪魔として定着したものと思われる。キリスト教は唯一神信仰ゆえ、他教における神が「神に対抗しうる者」「神に敵対する者」として悪魔と呼ばれることが多く、バアルもその一柱であった。

意外なところで、FINAL FANTASY IIにボスとして登場してる古参モンスターである。

外部リンク
ベルゼブブ - Wikipedia

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