Raebrimm/ネタバレ

ラエブリームの正体は、先代語り部であり、闇の王でもあるラオグリムが転生した姿である。
より正確には、ラオグリムの魂がデュナミスに囚われた際に分かたれた魂の半分が、生命の形を借りてヴァルハラから送り出された時限付きのメッセンジャーであった。

ヴァルハラにおける反乱が激化するに伴って、ガラズホレイズに従う者達も次第に増えていった。そこでオーディンは5000年の絆を持つガルカ族を自らの軍勢に加えるべく、ラオグリムの魂を目覚めさせ、「蝕世の卵めざめし時、ガルカ族を率いて、冥界の門を開け」との使命を託し現世に蘇らせた。

ところが転生したラエブリームは既に語り部ではないため一時的に記憶を失っており、その間にガラズホレイズの目的が「ヴァルハラの制圧」ではなく「現世への復活」であることが明らかになったことから、オーディンは各地にある冥界の門を一時的に封鎖。ガルカの魂がヴァルハラに渡ることはできなくなり、オーディンの当初の目論見は頓挫することとなる。

伝令の役目を果たしたラエブリームは徐々に衰弱していったが、オーディンの呼びかけに応じて北の地へと向かう。現世と幽世が重なり合う領域へと変貌した王の間にて再び闇の王の姿と化し、冒険者とDD団が撤退する時間を稼ぐため、残された魂の全てを燃やし尽くす。
戦いの間も意識の一部はデュナミスにあり、分かたれた魂と一時的に再統合を果たすことで思い出した5000年前の伝説と語り部の力の秘密、そしてグンパへの伝言を冒険者に語った後、コーネリアに導かれるようにして完全に消滅した。

【ラオグリム】