武神と言われるまでに武を極めたものにのみ腰に巻く事を許されると言う
黒帯。
そんな武神様と呼ばれる人物は、
めちゃくちゃ元気なお爺さんや、
すっごいインチキくさくて、変な条件ばっかり出してきて、おまけに相手にすると情け容赦ない厭なジジイを弟子に持ち、当の
マートが
目標とする人物らしいのでその実力はもはや想像が及ばない。
………のだが、このストーリーを進めていくとわかる
武神様とおぼしき人物はかなり軽いノリで、弟子の名前すら覚えていない
本当に覚えていないのではなく、自分はあくまで当人ではなく、武神のマブダチだから、他人の弟子まで知らないよ。と言う彼なりの演技であろう
。
厭なジジイの方は名前すら覚えていなかった
「そんな名前のやつ、この世に存在したっけ? 毎日、公園の隅で体鍛えてるタイプじゃないの?」
のに対して、もう一人の弟子は名前を間違えられつつも覚えられていたことから
「あっちが、自分の名前間違ってんだよ。だいたい、僕、その人良く知らないし。」
、少なくとも当時は
元気な方が実力が上だったのではないかというのは考えすぎだろうか。
ちなみに、ストーリーの途中で
黒帯について
「あの深みのある漆黒色は、
今なお脳裏に焼きついて離れおらん。
あれこそは、歴代の武神たちの血と汗と涙の黒じゃ!」
「あの、ずっしりとした重みに
歴代の武神様の魂を感じたわい。」
というが、自称武神様のマブダチである
依頼主がポンと
冒険者にくれるあたり、実はたいしたものではないのか、
冒険者に渡したものとは別物なのか、それとも
マート以上と思われたのか………