本名 Naja Zhwan。また
聖皇である
アフマウからは公式の場で
ナジャ・サラヒム・
ゾワンと呼ばれている。
サラヒム社の
アブクーバから聞き出せる「
ナジャ社長について」の項目は、
傭兵の階級が上がるにつれて詳細に語られるようになるが、
サラヒム・センチネルを巡る一連の
イベントもいよいよ佳境になる
中尉となってようやく、この
ナジャの本名と出生とが語られることとなる。それによると
ナジャの出身は
ゾワという
エラジア大陸の遙か南方に存在する島国であると言う。これについては
不滅隊への差し入れとして、
ゾワ産出の木の実から精製されたオイルを嗜好品として準備してたり、その他の
ミッションなどからもそうした経緯を少しずつ読み取ることができる。
ナジャは
ゾワの始祖「
コジャ・ゾワン(
Koja Zhwan)」の血を受け継ぐ王族の家系に属しており、
ゾワ王家の正式な姫君である。
ゾワ王家は
アトルガン皇国の属国という主従関係にあり、
ナジャ自身も例外ではなく皇国への忠誠を誓っているようだ。これは、度重なる
蛮族の襲撃に晒されている皇国を見かねて
ゾワの兵を率いて
アルザビに入国、許可なく勝手に
傭兵会社を設立した事からも読み取れる。もっとも、これが
不滅隊の目には「反乱の疑い有り」と映った様で本人は逮捕、血縁関係である
ゾワ王家もろとも内乱罪の疑いをかけられ、
ゾワの自治権剥奪及び王家の取り潰しを命じられる原因となってしまうわけだが…。
この誤解は後に解け、当時即位した
ナシュメラ2世により
ナジャは謹慎処分へと減刑、
ゾワ王家の取り潰しも見送られたようである。ただし、
ゾワの自治権の復権までには至っておらず、
ナジャ自身は騒動を起こした責任を問われ
ゾワ王家から勘当されてしまっている。
国を想い始めた
傭兵会社設立であったが、結果として自身の国の立場を悪くしてしまった自責の念からだろうか?自身が
アトルガン皇国に対して功績を納める事により、いつかは認められるかもしれない
ゾワ王家の復権を密かに願い、今日も
傭兵稼業に精を出しているようだ。
傭兵会社を設立した際に借金を一切しなかったというのは、恐らく
ゾワ王家のバックアップがあった為だと推測される。ただ、勘当処分を言い渡されて以来、
ゾワ王家の助けは当てに出来なくなり会社の資金繰りに苦しんでいるようである。
ナジャ自身、お金にかなりの執着心を見せる原因はこういう所から来ているのかもしれない…。
また、
水晶大戦時に
山猫義勇団団長として活躍している
ハジャ・ゾワン(
Haja Zhwan)の妹にあたる
。
20年前に赤ん坊であったということから、年齢はおよそ20~21歳ということが分かる。歳の割に貫禄があるように見えるのは、様々な経験をしてきたからだろう。金銭にがめついところやモーションは姉とソックリである。