聖皇ナシュメラや
無手の傀儡師アフマウが
宰相ラズファードを指して言う時に用いる言葉。
非常に古い言葉で、
現実世界では
宰相又は大臣、日本だと総理大臣に同意。
原意としては古代中国、戦国時代などの王朝で官吏に於ける最高の位置の者を指した。
君主を補佐する地位として日本にも律令制度が渡来してくると大臣と訳され、徐々に国家制度が整備されることとなる。
日本語(漢字)で「
丞相」と言うと上記のように中国をイメージする人が少なくないのではないかと思われるが英語版での表記「Grand Vizier(グランド・ワズィール)」は
アトルガンらしくより中
東風の響きがするものとなっている。グランド・ワズィールは文字通り「大
宰相」と言う意味であり、
宰相の中でも特に有能、有力なものに与えられる
称号だった。
聖皇に次ぐ、場合によっては
聖皇すら凌ぐ権力を保持している
ラズファードには非常に的確な役職だと言えるだろう。