群馬県伊勢崎市に本社を置く「まるか
食品」が生産・販売している。2014年で誕生40年を迎える超ロングセラー商品。ボリューム満点の麺と、酸味を含む絶妙の液体ソース
当時、カップ焼きそばは「粉末ソース」であったが、業界初の「液体ソース」を採用。後のカップ焼きそばに大きな影響を与えたと言われる。
に定評があり、愛好家も多いとされている。特徴である四角の容器は、カップ麺の容器は円形のどんぶり型が主流であった当時、他社と違うものを、という社の方針と、屋台の焼きそば容器にヒントを得たとされている。
なお、「
ペヤング」はブランド名であり、
メインである「ソースやきそば」以外にも多くの味付けのバリエーションが作られている。
かつてはカップ焼きそばの定番中の定番と言われ、関東全域を中心に絶大な知名度を誇っていた。昨今では日本全国の量販店、コンビニなどでも扱われ、広く知られている。
テレビCMでは、ひとすすりして「んまろやか~ぁ」と言うシーンを見たことがある人もいるだろう。
数多く存在するカップ焼きそばの中で、現在でも容器と蓋が分離式となっており、湯切り時に何らかの要因で
容器が熱かった、勢い良く傾けてしまった、蓋が半開きだったなど
内容物が飛び出てしまったりする悲劇
いわゆる「だばぁ」。現在では湯きり口が改善され、そのスリルを味わうことが出来なくなっている。
が後を絶たない。
容器が四角形であることから、顔が四角っぽい人の事を「
ペヤング」とあだ名をつけることがある。
F1ドライバーのデビッド・クルサードのことを、ファンの間で
ペヤング(先生)と言われ親しまれているのは有名な話である。
テレビCMでは桂小益(現・九代目桂文楽)が、「顔は四角でも味はまろやか」というコピーがあった。文字通り顔が四角いから、当時の社長が採用したといわれる。彼も当然「
ペヤングの人」と呼ばれた。
その後、CMは立川志の輔に受け継がれた。起用当時は小益も志の輔も真打ち昇進の2年後だったが、志の輔はすでに全国区の噺家だったため、
ペヤングの人と呼ばれることは少ない。