チョコボ掘り(ちょこぼほり)
チョコボに地面を掘らせ、アイテムを見つけ出す行為のこと。
1回掘らせる毎にギサールの野菜一つが必要である。

概要

チョコボの「好物であるギサールの野菜を手に入れると穴を掘って埋めようとする習性」を利用し、チョコボに地面を掘らせ埋まっているアイテムを探し出すというもので、合成採集に通ずる、一種のフィールド系技能・ミニゲームのようなものである。
釣り亜種と考えるとわかりやすい。
少々乱暴な解釈だが、水場=マップ、餌=ギサールの野菜チョコボ、竿とスキル=自分自身と考えればそのものとも言い切れる。

基礎知識

チョコボ掘りをするに当たりいくつか知っておくと便利な事柄がある。
下記はいずれも経験則などから言及されている仮説*1である。

Wait

チョコボ掘りは掘れば掘るほどスキルが上がりどんどん掘る速度が速くなっていく。
この掘り速度をDigWaitとAreaWaitと呼ぶ。
スキルと連動しているため早く掘れると同時に良いものが掘れやすくなるのも特徴。
詳細は下記を参照。

収穫テーブル

チョコボ掘りが出来る全ての各エリアにあらかじめ設定されている埋蔵品リスト。
掘り出せるアイテムと確率が書き込まれており、このテーブルに設定されているアイテムのうち、いずれかがスキルに応じた確率で掘れる対象物となる。
マイチョコボスキル掬い掘り】【突っつき掘り】は既存の収穫テーブルの判定で失敗した後に追加のテーブルで再判定をする効果がある。

埋蔵量

そのエリアに埋まっているアイテムの個数のこと。
埋蔵品は予め何が何個とは決まって居らず、掘り当てた際に判定が行われて初めてアイテムとして確定する。
掘り師のスキルによって掘れるものは変わる。
通常は一定時間ごとに一定数が補充され、掘り起こされることで減少する。
誰も掘るものがいない場合どんどん蓄積されていく。
ゼロになると次の補充までそのエリアでは誰も何も掘れない。

補充

一定時間ごとにエリアの埋蔵量が増加されること。
補充地球時間で3の倍数分に一回行われる。
たとえば、10時30分00秒、次は10時33分00秒、次は10時36分00秒、などのタイミングで補充が行われる。

しかし、実際には掘削判定はサーバ側で行われるため、サーバ側で掘削判定される時刻が補充のタイミング以降なら、埋蔵量が増加した状態で判定される。
通常、/digコマンドのパケットがクライアントからサーバに到着して、サーバ側で掘削判定されるまでにはタイムラグが存在する。
そのタイムラグは、おおよそ2~4秒と思われる。
通信環境にも左右されるが、エリア枯れしてる状態で地球時間3の倍数分の2~4秒前(10時29分57秒、10時32分57秒、10時35分57秒など)に/digコマンドを送信しても、アイテムの掘り出しに成功する可能性はあるのだ。

月齢に関わらず、補充時は埋蔵量1は最低でも増加する。
補充の最大量は月齢に左右され、詳細は下表のようになる。
月齢補充月齢補充月齢補充月齢補充
新月6三日月4七日月3上弦の月2
十日夜3十三夜4満月6十六夜4
居待月3下弦の月2二十日余月3二十六夜4

掘削制限

一日区切りで一人のキャラが掘り出せるアイテムの限度数のこと。
釣りにおける200制限に相当する。

日本時間の深夜0:00にリセットされ、1日ごとの掘削可能数は100。
ゴミでも宝でもきっかり100個である。*2

勝負服【青】を着用した場合、1/2程度の確率でこの制限を消費しないことがある。

判定

掘ることに対してサーバが行う処理。
概略は以下の通りと推測される。
  1. /digリクエストをサーバが受領する。
  2. リキャストの判定。早すぎるとエラーが返る。
  3. リキャストが問題ない場合、かばんの野菜を-1する。
  4. 掘削制限判定。掘削制限(100個/日)に引っかかっている場合は失敗扱いとなる。
  5. 掘削判定、エリア収穫テーブルの判定が行われる。
  6. 掘れなかった場合、月齢天候掬い掘り突っつき掘りの再判定が行われる。
  7. 掘削判定が全部失敗すると、何も掘れない。
  8. 掘削判定が成功すると、成功した収穫テーブルからアイテムが確定。
  9. 既掘削数を+1、埋蔵量を-1する。
  10. 所持制限判定。掘れたアイテムかばんに入りきらない場合、そのアイテムは失われる。
  11. アイテムかばんに移動。

かつては10.の部分が存在しなかったため、特定のスタック可能アイテム以外でかばんを満タンにし、ゴミアイテムを地中に戻す、通称「狙い掘り」が可能であった。
獣人金貨などが主にターゲットとなり、掘り職人の財布と鞄を金銀財宝で満たしたものである。

月齢

補充量と属性鉱石のテーブルに対するトリガーになる。

天候

クリスタルと塊のテーブルに対するトリガーになる。

素材集めとしての側面

クリスタルを必要とせず、特定の触媒を介してアイテムを収集できるという点を考えれば採集に近い。
但し素材集めの中でもLv20以上という縛りが存在するので、宝箱あけなどに代表されるトレジャーハンターに次いでハードルが高い行為と言える。

合成としての側面

スキルが存在するので、合成とほぼ同様の扱いである。

各種合成技能との最大の相違点は合成と呼べるほど組み合わせがない、只掘るだけの単純作業ということである。

また他のスキルのように数字として参照することは出来ず、現在でも「隠しスキル」扱いである*3


ランク俗称と他合成ランクの対応

今日ではそのスキルランクが下記のように11に分化されていると見られている。

スキルランク俗称合成でのスキルランクDWaitAWait
D16素人(0-9)16秒60秒
D11見習(10-19)11秒55秒
D6徒弟(20-29)6秒50秒
D0(A45)下級職人(30-39)なし45秒
A40名取(40-49)なし40秒
A35目録(50-59)なし35秒
A30印可(60-69)なし30秒
A25高弟(70-79)なし25秒
A20皆伝(80-89)なし20秒
A15師範(90-99)なし15秒
A10-(100)なし10秒

スキルランクが上がるごとに掘れる種類が増えていくように感じられる。
実際に駆け出し職人でも時折途方もなく高価な物が掘れることがあり、テーブルの確率部分にゼロではないがゼロに限りなく近い確率が設定されているようだ。
スキルが上がるとこの数字が現実的な確率値になってくるため、高価な物が高い頻度で掘れるようになる、と言われている。

Dig wait

一度掘ってから次に掘れるようになるまでに要する時間。
5秒刻みで変化しているため実際は15・10・5・0秒であると思われるが、諸サイトでの表記にならいマクロで指定した/waitが有効になる5n+1秒で表記している。
ちなみに、この待ち時間は掘りコマンド実行時からのディレイであり、実際に掘りモーションが終わってから次に掘れるようになるのは表記の時間よりも2~4秒ほど早い。
本項ではDig waitが最も早い状態を「Dwaitなし」と表記している。
ウェブサイトによってはここを1秒としているところもあるが、これ以降の掘り間隔に実質的な差異は全く見られない。
また実際に0秒ないし1秒毎に掘りを実行できるものではなく、1回の掘りモーションが終わるまで次の掘りコマンドは実行することが出来ない。
実用範囲ではD6とD0にほとんど差はなく、掘りアクション終了後のきわどいタイミングでコマンドを送った場合にエラーが返ってくるかそうでないかの差しかない。

Area wait

エリアチェンジから実際に掘ることができるようになるまでの時間。
カウントの開始はプレイヤーが動けるようになるよりももっと前の段階で行われているため、体感的にはもう少し短くなる。

下記のようなマクロを組み、連続実行することで測定が可能である。

/echo <pos>
/clock on
/dig

暗転直後は、キャラクターがマップ座標に配置されるまで代名詞<pos>は動作しない。
この間はカウント対象外である。
=== Area: XXX ===
<pos>
Vana'diel [10xx/xx/xx(x) xx:xx <満月>]
  Earth [20xx/xx/xx xx:xx:xx]
ここを掘ることはできません。


代名詞<pos>が座標を返した時点の参照時刻がAWaitの起算時間である。
併せて/digのエラーメッセージも、
 ここを掘ることはできません。

から、
 そのコマンドは実行できません。
少し時間をおいてから実行してください。

に変わる。

(H-14)
Vana'diel [10xx/xx/xx(x) xx:xx <満月>]
  Earth [20xx/xx/xx 12:34:56]
そのコマンドは実行できません。
少し時間をおいてから実行してください。

あとは/digの命令が実行された直前のログと比較することで、現在のスキルランクがわかるわけである。
そのコマンドは実行できません。
少し時間をおいてから実行してください。
(H-14)
Vana'diel [10xx/xx/xx(x) xx:xx <満月>]
  Earth [20xx/xx/xx 12:35:16]
(H-14)
Vana'diel [10xx/xx/xx(x) xx:xx <満月>]
  Earth [20xx/xx/xx 12:35:17]
(H-14)
Vana'diel [10xx/xx/xx(x) xx:xx <満月>]
  Earth [20xx/xx/xx 12:35:18]
石つぶてを手にいれた!

上記の場合は12:35:16時点の/digにエラーが返ってこないため、12:35:16の命令が通り、12:35:17からの命令は掘りモーション中につき無効となっている。
つまり、
 12:35:16 - 12:34:56 = 20[sec]
= AWait 20
= A20

となる。

成長とその判定

隠しスキルという特殊な扱いのため、最初から合成のようなスキルキャップや昇格審査はなく、限界スキルまで青天井に解放されていると考えられるが、区分、上限とも不明なのであくまで仮説としての推測の域にととどまる。

また、ランクが上がったかどうかはあくまで各自で確認しなければならず、忘れた頃に確認したら実はランクが上がっていたと言うこともままある。

確認方法は上記のテーブルを用いて何秒で次の掘りを開始できるかをマクロを使って計測する方法がある。


DWaitの場合
/clock on
/dig
/wait 16
/clock on
/dig

/waitの値に今自分がいるランクの一つ上のランクの値を入れることで、実行時にエラーが返ってくるか来ないかで判定をする。

AWaitについては上記Area waitを参照のこと。

スキルアップの判定は「チョコボが何かを掘り当てたとき」というのが有力であるがこれも定かではない。
自分のスキルに見合わない高価な物を掘り当てたときにスキルが上がると言われているが、テーブルの推定仕様と食い違うことと、実際にスキルが上がった時点の掘削物を照合した結果、そういう知見が得られなかったこともあり、争点は掘れない場合もスキルアップ判定がされているかどうかと言う点にほぼ集約される。

一説によれば、一つスキルランクを上げるのに1000ダース(個ではなくダース)から2000ダースもの野菜をチョコボに与えることが必要になるとも言われている。
今のところ1000ダースの野菜でスキルが上がるのか、1000ダース相当の成果物を掘り当てることでスキルが上がるのかは議論が分かれるところであるが、どちらにせよ実際にスキルの数字が見えないことからその道程は果てしなく長いものとなるだろう。
スキルを上げるために掘るのではなく、生活のため収益のために掘る、と言う姿勢で臨むのが精神衛生上良いと思われる。
愛するチョコボと戯れるため、であればなお良い。

スキル上げ序盤の傾向と対策

一回掘るのに約20秒を要するため、スキルアップの判定自体がなかなか発生せず、ここで多くのものが志半ばであきらめていくことになる。
チョコボ掘りのハードルが高いのはこの序盤が険しすぎることが原因といえよう。

では限られた騎乗時間とかばんの中の有限の野菜を使ってどうスキル上げをするかというと、キーワードは"Goblin Digger(以下ディガー)"である。
ディガーがランダムに地面に埋めたものはチョコボで掘り返せるが、闇雲に地面を掘り回すよりはポイントがはっきりしている上、必ず何か埋まっているのでスキル上げに若干ではあるが都合が良い。
どうせ待ち時間は闇雲に地面をつつく羽目になるため、駆け出しのチョコボ掘り師はわずかな確率アップのためにディガーを追いかけ回すのである。

もっとも埋められたアイテムを掘り返すにはピクセル単位の位置精度が求められるので、結局数ダースを投入しての力業となることもあるが。

ちなみにこの時期は一回に5ダース程度地面をつつければ御の字である。

下記で序盤で有用と思われる方法をいくつか紹介する。


 /dig
 /wait 16
 /dig
 /wait 16
 /p <call0>

スキル上げ中盤の傾向と対策

D6までなんとかランクを上げることが出来ればあとはマクロに頼らずにボタン連射が出来るようになる。
この時期になるとそこそこいろいろなものが掘れるようになるので、かばんの中身と野菜の量をうまく調節して効率よく掘ることが求められる。

以下留意点

中盤の小技
  • 素っ裸で僻地に遠征して掘る。いわゆる「聖地巡礼」「籠もり堀り」*5

また、この時期からは掘りカスタム仕様に育てたマイチョコボの存在も重要である。

この時期であれば15~25ダースの野菜が毎回必要とされる。

スキル上げ終盤の傾向と対策

チョコボ掘りを採算ラインに乗せるためには価値の高いアイテムを掘ることが重要である。
高速度で掘れるようになる中盤から終盤はまさに野菜を投げ捨て。
投げて捨てた野菜の価値に見合うものを掘って残すことこそが肝要であり、虫の翅やら石つぶてを後生大事に持っている時代は終焉を迎えたと考えよう。

逆にそういう貧乏根性を捨てられないのであれば以後のスキル上げはほぼ無意味なので、D0以降は限界をよく加味した効率の良い堀り方を模索する必要がある。

  • 方向性その1(合成を絡めた場合)
    包括的な金儲けシステムの構築が目標である。
    狙うアイテムが高額高度になるので、必要なスキルなどの次元が印可超級になる。
    一部の師範級掘り師が自嘲気味にチョコボ掘り鍛冶彫金サブスキルだと言うことがあるが、素材収集から完成品販売まで手広くカバーする総合力が重要。

    途中途中に儲かるポイントが点在しているのであまり高みを目指さず、マイペースで稼げるポイントに居を据えるのが良いらしい。

  • 方向性その2(チョコボ掘り中心の場合)
    マイチョコボが可能にした最近のスタイルである。
    埋蔵量の多い土壌を、最低限の手数で掘り尽くす方法である。
    掘れたものを効率よく捌くことが重要で、アイテムの単価が68~61ギル以上のものであればターゲットは何でも良い。
    メンタルを強化アビリティ掬い掘り】と【突っつき掘り】を習得したマイチョコボがほぼ必須と言える。
    無くてもどうにかはなるが、野菜消費量効率で3倍近く差が出るため、持参する野菜の量で鞄が飽和してしまい、余りおすすめできない。
    約20分で掘削制限に到達するので、野菜も1日15ダースあれば十分である。
    但し利益を上げるために無駄に掘るわけにはいかないので、ライバルを避け、埋蔵量が豊富なスポットを狙い、無駄掘りせず早々に見切りをつける能力は必要である。
    良いものを掘る能力がないと小銭稼ぎにもならないことがあるので覚悟は必要。
    ちなみに宝捜しと相性がよいので本国に居を据えて毎日テレポで飛び回るべし。

その他

チョコボ掘りの変遷

いつの時期かチョコボ掘りスキル制であることを見抜いた一部の先行者がスキルアップに邁進、巨万の富を水面下で獲得する準備を進めていたらしい。
その後2003年10月のバージョンアップで得られるアイテム属性鉱石が加わったことによりチョコボ掘りがにわかにブームとなった。
時を同じくしてディガーたんを追いかけ回す新興の掘り師が増える。

2005年10月、装備変更を利用したモーションキャンセルをしながら掘る、通称『着替え掘り』対策による固定Waitが導入された。チョコボがザクザクしてる間*6に消費されるWaitなので普通に掘る分には影響はない。

2006年7月、バージョンアップによる疲れの導入や埋蔵量の変更など(下方修正か上方修正かは不明だが)大幅なバランス調整が発表され、さらに同パッチによる黒魔道士弱体に伴って属性杖属性鉱石の値下がりも予想され掘り士たちの不安の種となった。

2007年3月のバージョンアップにより、チョコボの宝探しでこのチョコボ掘りスキルが上がるようになったとアナウンスがあった。
具体的にどの程度上昇するかは元が隠しスキルである故に不明だが、入門クラスのプレイヤーには朗報といえるのではないだろうか。
また取得物が自動でスタックされる仕様と、鞄が一杯の状態でリリースしたアイテムは一日100個の取得制限が適用されない仕様を利用して、掘るアイテムを絞り込む、通称『狙い掘り』の対策により、掘ったときに持ちきれずに捨てたアイテムも100個制限に含まれるようになった。

総評

スキルの低い初期こそ野菜の投げ捨て同然で精神的にも財布にも苦痛ではあるが、D6を超えたあたりから状況はだいぶ楽になり、更にスキルが上がると大抵のチョコボ移動可能エリアが文字通り「宝の埋まっているフィールド」となり、気まぐれに地面をつつくだけで財を成すことも不可能ではない。

うんちく

ヴァナ・ディール ワールドリポート巻末のインタビューによると、スキル表示を行うのかという問いに対し

「あれはプレイヤーがうまくなっているのではなくって、チョコボがうまくなっているので(笑)。残念ながらその予定はないです。」

…と回答している。
*1
文体上断定となっている件については全て仮定であると言うことでご容赦願いたい。
*2
ゴブリンディガーの埋めたアイテムはこの100個制限に含まれないとされる。
*3
現在は修正されているが、エリアチェンジ直後にすぐスキル画面を開くと不明な項目、騎乗スキルなるものが一つ表示され、それがチョコボ掘りスキルと言われていた。
*4
笛が鳴ったらマクロ再実行。パブロフの犬のようになること請け合いである。
*5
荒天になりやすく滅多にライバルの来ない聖地ジ・タあたりに大量の野菜を持って遠征し、回線抜きを駆使して荒天時のみ掘る荒技
*6
地面を突つくモーション
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