漁師風カスレー

記事名読み
りょうしふうかすれー/Angler's Cassoulet
食品の一つ。2008年3月11日のバージョンアップで追加された。
Rare Ex
漁師テリードが考案した豆のシチュー。
王国軍のレーション
注釈1
軍事行動中に兵隊に配給される食糧。本来は食料などの配給品のことだが、一般的には前者の意味で使われることが多い。
として制式採用されている。
味の決め手は「ルフェ湖の塩」。
VIT-1 AGI+5 飛命+5 リジェネ+1

南サンドリア〔S〕アルタナクエスト漁師の錨」の報酬として入手できる。
消費した後でも、コンクェスト集計後にクエスト依頼者に話しかければ再度入手できる模様。
効果が微妙な料理と思われがちだが、リジェネ(1/3sec)効果が1時間持続するという珍しい食事
低レベル帯のレベリングソロのお供に、幅広く有効な一品。
クエストクリアしていれば何度でも依頼者から貰えるのだが、Rare Ex属性なので1つしか携帯できないのが残念。

クエストマメ料理の隠し味」で存在が示されていながら設定のみで冒険者は食べられなかった「錆びた錨亭」自慢のマメ料理を今ようやく食べられるようになったということになる。

漁師テリードが考案者であるため「漁師風」の名がついている。
食事効果
名称効果時間食事効果
漁師風カスレー60分VIT-1 AGI+5 飛命+5 リジェネ1/3sec

2016年11月10日のバージョンアップヘルプテキストが変更され、アイテムの効果が表記されるようになった。
モデルとなった料理
カスレとはフランス南西部オック地方の豆料理で、インゲン豆とキャベツと塩漬けの豚肉を煮込んだ料理である。名前の語源は「カソール(すり鉢の溝を消したような底に向けてすぼまる広口の土鍋)」で作る伝統から来ている。

ルーツについては諸説あるが、フランスの農民が食料が限られている冬に食べ始めたものが始まりとされている。保存の利く豆を満腹度を高めるためごってりと入れ、キャベツ、塩漬けの豚肉に、香味野菜やキノコなどいくつかの野菜を加えて煮込んだこの料理は、まさに冬越えのための料理といえるものであった。
豆とキャベツ(ちりめんキャベツが多い)と豚肉を煮込む点が共通で、現在ではトマトなど加える材料が増えたり、濃厚な煮汁を伸ばしてスープ仕立てにしたり、肉の骨のあるなし、あるいは肉がソーセージになるなど多くのバリエーションが存在する。

また、フランスと国境を接していたイタリアのロンバルディア州(ミラノがある州)にもカッソーラ(Cassoeula)と名前を変えて根付いている。綴りがやや特殊なのはフランス語の名残である。こちらは15世紀末にルイ12世がミラノを攻めた際、傭兵達がイタリアへ伝えたのではないかという説が有力。カッソーラもまたバリエーションが豊富だが、豆・キャベツ・豚肉の三本柱は同じ。ただし、フランスとは違いポレンタというトウモロコシの粉を使った硬いおかゆを添えるのが一般的で、肉料理としての面が強い。

現在は不明だが少なくとも2009年まではフランス軍とカナダ軍のレーションにもなっていた。
ちなみにカソール鍋は時代と共に金属製に変わり形状も改良され、今日ではキャセロールという名前の道具に進化して世界中のレストランで愛用されている。
関連項目
漁師の錨

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