高い合成スキルや高額な素材を要求される呪われた装備と、HNMやエンドコンテンツの戦利品である免罪符の2つを入手する必要がある、レアリティの高い装備群。
種類と性能
大きく分けて3つのレベル帯のものに分けることができる。Lv75キャップ時代に実装されたものは尖った性能を持つものが多く、ある特定の方向へ大幅なステータスブーストが得られる一方、シャドウプレートアーマーを除き何かしらのマイナス性能をも併せ持っている。
アダマンホーバーク、ダルマティカ、ヘカトンハーネスなどはペナルティを補って有り余る強烈な性能を持っており、Lv75キャップ時代には最終装備の一つとして数えられた。
打ち直し
アイテムレベルなしの免罪装備は、IL119の免罪装備に鍛え直すことができる(シャドウプレート一式とシャドウコート一式を除く)。打ち直しに用いる素材と、上位版の解呪に用いる免罪符は星唄エリアで入手できる。
大半は装備ジョブが元の装備と変わらないが、修羅装束は羅王装備になるとからくり士、ヘカトン装備はルストラ装備になると踊り子が追加される。
逆にダルマティカ(ゼニス装備一式)はアポジ装備になると白黒赤吟風が装備出来なくなり、召喚士専用の装備になる。
免罪符の入手経路については【免罪符】項を参照のこと。
オーグメントの付与
免罪装備にはオーグメントを付与することができる。オーグメントの付与の仕方は装備レベル(アイテムレベル)によって異なっている。■装備レベル75以下
免罪符の断片と錬成することでオーグメント性能がランダムに付与される。
■装備レベル99(アイテムレベルなし)
NQ品はアブダルスコア3個と錬成することでオーグメントを付与することができる。
HQ品はアブダルスコア1個と錬成することでオーグメント性能が固定値*1で付与される。
■装備レベル99(アイテムレベル119)
ノーグのNPC「Nolan」にアーケイン・グリプトを付与してもらえる。オーグメントはグレーリキッドによって段階的に強化可能。
オーグメントはランダムではないが、強化パターンによって分岐する。また、HQの方が良いオーグメントがつく。
■オーグメントの解除
アイテムレベルのない免罪装備をアイテムレベル付きの免罪装備に打ち直す場合は、一旦錬成で呪われた装備に戻してから、合成によって上位の呪われた装備に打ち直し、上位版に対応する免罪符で改めて解呪する必要がある*2。
ただし、オーグメントが付与されていると呪い直すことができないため、まずそれを解除する必要がある。
オーグメントを解除するにはオーグメントのついた免罪装備を単体で錬成すれば良い*3。
免罪装備一覧
種類と装備ジョブは以下の通り。装備レベル75以下
オーグメントを付与していないものはモグの預り帳【02】に預けることができる。装備レベル99(アイテムレベルなし)
免罪装備 | 免罪符 | 呪われた装備(胴) | Lv | ジョブ |
ラブン装束 | 歳星の免罪符 | 怨まれた胸甲 | 99 | 戦ナ暗獣竜 |
天龍装束 | 螢惑の免罪符 | 怨まれた胴丸 | モ侍忍か | |
ケペル装束 | 填星の免罪符 | 怨まれた革鎧 | モシ狩忍青コ踊剣 | |
アウスペ装束 | 太白の免罪符 | 怨まれた作務衣 | 黒赤召青学風 | |
パエアン装束 | 辰星の免罪符 | 怨まれた外衣 | 白赤吟学 |
装備レベル99(アイテムレベル119)
歴史
初期のFFXIにはHNMの装備品も含めてエクレアのものは少なく、ギルを貯めれば最終装備も購入できた。しかし、ギルさえあれば強くなれる仕様はRMTやインフレの問題を深刻化させることになった。かといって最終装備を単純にエクレアにすると、今度は合成の価値が低下するという問題もあった(このあたりは【Rare Ex装備】項に詳しい)。そのため、HNMドロップ+合成というレアアイテムの新たな入手手段として、2003年12月16日のバージョンアップで合成品(呪物)をエクレアの免罪符で解呪して装備を得るという仕組みが導入された。
実装当時は空NMと地上HNMが主な入手先で、呪物を作るために必要な素材は高級品だった上に、免罪符までも強力なNMを倒さないと手に入らないため、一般のプレイヤーが手にすることは難しかった。
その後はHQ狙いでNQの呪物は値下がっていき、免罪符というハードルさえ越えれば一部のプレイヤー以外でも免罪装備を入手できるようになっていく。
- 2007年6月6日のバージョンアップ
免罪符の入手ルートにエインヘリヤルが追加されると共に、シャドウプレート一式、シャドウコート一式が追加された。
- 2010年6月22日のバージョンアップ
Lv75キャップ時代が終了し、高レベル装備の追加によって免罪装備の価値は相対的に低下した。また、高額だった一部素材がアビセアエリアで得られるようになったことで、呪われた装備の一部はスキル上げの対象ともなり得るまで、素材・完成品NQ共に価格が下落するものも出てきた。
なお、アビセア時代は免罪装備が追加されず、入手できる最終装備は基本的にメイジャンの試練かNMドロップによる入手だったため、合成職人にとっては受難の時代となった。
- 2011年5月10日のバージョンアップ
Lv75キャップ時代の免罪装備に免罪符の断片でオーグメントを付与できるようになった。これにより、一部の免罪装備は延命した。