クゥダフ族の特殊技
ノックバック効果のついた単発物理攻撃。構えから発動までの間が長いため、ちょっと後方に走れば避けることが可能。2006年4月18日のバージョンアップから、「追加効果:スタン」が追加された。マンドラゴラ族の特殊技
避けることの難しい単発物理攻撃。上述の特殊技と同名であるが、マンドラゴラから青魔法の「ヘッドバット」をラーニングすることはできない。
折しもサルタバルタ地方には花粉や種まき、コクーンなど低レベルから使える便利な青魔法(の元)を使用するモンスターが多く、意外とこの罠に嵌まった青魔道士は多いようである。
アダマンタス族の特殊技
単体物理攻撃。追加効果で「命中率ダウン」が発生する。
空蝉の術で回避可能であるため、ブレス系が来るよりははるかにマシな特殊技である。
無論、これもラーニング不能である。
青魔法
クゥダフ族よりラーニング可能。Lv12 BP3 MP12 詠唱時間0.5秒 再詠唱時間10秒
系統:物理-近接 (衝撃) 属性:打 追加特性:なし
TP:ダメージ修正。追加効果:スタン。
ステータスボーナス:DEX+2
TP0 | 1500 | 3000 | Hit | MaxD値 | 修正項目 |
1.75 | 2.125 | 2.25 | ×1 | 17 | STR20% INT20% |
およそレベル22の青魔法スキルでD値キャップとなる。
非常に低レベルからスタン効果を発生させられる技。これだけでも利用価値があるが、さらに特筆すべきは再詠唱時間の短さと消費MPの少なさ。10秒毎に連発するだけでもかなり敵の行動を制限することができ、青魔道士の中でも一二を争うほど重要な魔法の一つ。レベルが上がるにつれて強力な物理系青魔法を多数覚えるためそちらに目が移りがちだが、中〜高レベル帯においても有用な青魔法であり、習得後、あらゆるレベル帯において最優先で青魔法セットに組み入れられていると言っても決して過言ではない。
ヘイストによってリキャストを縮められるのはこの魔法も例外ではなく、ヘイスト装備や魔法等を使う事により、さらに連射可能になる。エレジーやスロウなどを併用しリキャスト毎にこの技を連発すると、一般的に盾役と呼ばれるジョブは必要なくなるほど敵の攻撃回数が低下する*1。
装備、与TP手数/PC数、そしてPCスキル、プレイ環境(パソコンの性能やネット回線など)に大きく左右されるという条件付きではあるが、ソウルフレアや雑魚チャリオットのWSが1発も飛んでこない、という事すら可能になってくる。魔法命中率をブーストすればそれなりの確率で四神などの一部のHNMにもスタンは入る。かといって、自身を過信しすぎたり、全ての青魔道士が100%封殺できると思い込むのは注意が必要だ*2。
また当魔法のスタンは、物理攻撃に付随する追加効果の扱いなのでアーリマンやマジックポットの使用する魔法バリアを貫通する。これらのモンスターは魔法を詠唱してくるのだが、その際に魔法バリアだとスタンやサイレス、ララバッシュなどが全く効かない。こういった時にもスタンを与えられる手段として貴重な魔法でもある。もちろん、雷属性耐性や青魔法スキル及び魔法命中率、累積魔法耐性等によってこのスタンは命中率が変動する。サポ青で使用してもスタンが発動しないと言った事例はこのために起こるのである。
何より重要なのは、スタンの前提となるヘッドバットの命中は物理系青魔法の例に漏れず使用者のメインウェポンの命中に依存しており、テンポラルシフトや黒魔法スタンとは異なり魔法命中率以上に物理命中率が必要とされることである。
相手の回避が高い場合に限らず、スシを食おうが命中装備で身を固めようが、物理攻撃の判定そのものがミスとなる可能性を完全に排除することは出来ないため、安定したヘッドバット運用にはまず物理命中を十分に確保した上で、追加効果のスタンが目立ってレジられるようであれば魔法命中率のブーストを考えることになる*3。
以上、物理と魔法の両方の垣根を潜らなければ効果を発揮しないことからも緊急時におけるバッシュ用途としてはあまり盲信せず、確実性が必要な場面ならばテンポラルシフトや黒魔法「スタン」等とうまく併用するのが賢い使い方だろう。
また戦闘状況によりけりになるが、アビセアエリアにおけるNM戦では該当する曜日周辺において、一部の青魔法が黄色弱点を発生させる事が可能であり、型紙や五行素材を目的としたNMツアーの際には青魔道士を募集することも多い*4。
そこには、基本的にオートアタックの届く範囲内で殴ることが多いという点や、同じく黄色弱点を狙って行動する黒魔道士が精霊魔法詠唱で手が空いていない事態が頻繁に発生することもあって、目の前で敵の特殊技の構えや魔法詠唱を見、即座にスタン魔法を発動させやすい青魔道士はスタン役として重宝されるという事情もあるだろう。
もちろん即死級の特殊技やガ系魔法をスタンさせる分には問題はないが、アビセアNMは一部にスタン完全耐性を持つものや、そうでなくとも多くが累積耐性を備えており、特殊技やガ系魔法でもないのにリキャスト毎に連発しているとあっという間に耐性がついてしまい、止めることができなくなるため注意が必要である。
のちのLv95キャップの解放と共に、物理系青魔法のスタンIIとも言うべきサドンランジが新たにラーニング可能となった。
ヘッドバットと比べ必要BP、消費MP共に増加しているものの、大幅に長いスタン時間を誇る新魔法の登場により一時はヘッドバットの存在意義が危ぶまれたが、一説によればサドンランジはスタンの魔法命中がヘッドバットよりやや低いとも言われていることや、両者を同時にセット・運用することによるスタン性能の強化の方が重視されており、現状BPの都合や敵との兼ね合い*5によって住み分けがなされている模様。
ラーニング
解禁レベルがLv12と低く、またその性能ゆえに多くの青魔道士は解禁と共に当魔法の習得を目指すこととなる。Lv的に見ても、ソロでグスタベルグのクゥダフを狩ってレベル上げをする頃合になっており、習得は容易。
ラーニングを試みる場合、戦士タイプのクゥダフを狙うようにすると、白魔道士や黒魔道士タイプのものより頑丈でTPが溜まりやすく、また魔法詠唱で特殊技を使わない状況が起きないため、よりヘッドバットとの遭遇率を上げることが出来るだろう。