それまでのエキストラジョブに加えて、モンスター相関関係や敵の技に関する知識を必要とする青魔道士、他ジョブとの連携がアビリティに影響するコルセア、オートマトンの調整や操作に独特のクセがあるからくり士と、それまでに経験を積んだ熟練冒険者向けの調整が施されたある種異色のジョブ群である。
インタビューによれば、実装当初はアトルガンジョブでのみパーティを編成する可能性も考慮して、青魔道士が盾役とヒーラー、コルセアが補助、からくり士がアタッカーを担当できるように設定されていると言う。
クエスト発生条件は、今までのエキストラジョブと同じく「Lv30以上であること」。もっとも、アトルガンエリアは、高レベル者向けのため、Lv30になったばかりのプレイヤーがこれらのジョブの取得クエストに挑戦する場合、MGS魔法の掛け直しの練習や、エリア・敵の特徴の把握など十分慣らしてからの方がいいだろう。
ジラートジョブのような取得に於ける混雑の解決、新規ジョブのみでもパーティを組めるようにするための役割の分散(実際には機能しているとは言い難いが)、既存のジョブと被らないようにする為の目新しい新要素による差別化等、「ジラートジョブに比べれば」概ね評価を得た。
しかし、ペットジョブであるからくり士に関する多数の問題や、カンストレベルに於けるアトルガンジョブの立場等には調整不足の声も聞かれ、数々のパッチ、メリットポイント項目の追加等でバランスの是正が図られ続けている。また、この3ジョブは「最初から強くしないで徐々に調整していく」という田中氏の発言があった。これは強くなるまでは誘われにくい、参加できるコンテンツが少ないという不遇を受ける事を示唆している。
メリットポイントによる強化もカテゴリー1は2006.7.25とAF実装と同時で早かったが、カテゴリー2は2007.6.6にやっと導入された。他の15ジョブは2006.7.25にカテゴリー2が導入されており、実に1年近く差が開いていた事になる*1。
AF取得に関しても、入手難易度がAF装備可能のLv50代では入手が超困難な素材を必要とする青魔道士、AFクエストにバグがあったコルセア、AFの性能にバグのあったからくり士と、新ジョブを追加したがその後の対応に検証不足が目立っていた。
既存ジョブとの相違点
ここではジョブ性能ではなく、ジョブ関連ストーリーなどに焦点を当てる。限界クエスト
Lv75キャップといえば、それまではマートと対決することが避けて通れなかった。しかしマートはアトルガンと接点がない。そのため、アトルガンジョブでLv75の限界を突破するには各ジョブに対応したマート以外のNPCと対決することになる。
レリック
長期に渡って、アトルガンジョブにはAF2およびAF+1が存在せず、またAF一式を預け入れして必要な箇所のみ再取得する事も不可能であった*2。この問題に対して、開発チームからは以下のようにコメントされていた。
アトルガンジョブ用のレリックは用意しているという。その入手手段はデュナミスではないらしい。
詳しくは「レリック」の備考を参照。
2007.11.3の「アルタナ祭りin大阪」トークセッションにおいて
Q:青魔道士、からくり士、コルセアのAF上位防具の予定はいかがでしょうか。
小川氏:予定がないわけではないですが、まだ少し目処が立っていないところがあります。優先事項がいろいろと入ってきているところがあって、いずれ入りますのでお待ちください。
導入予定はあったが、当時の優先順位はかなり低かったようである。
その後、2008年9月9日のバージョンアップにてようやくAF2(新裏からのアクセサリー含む)とAF+1が実装され、AF取得クエストの再オファーが可能となった。
入手手段は検討を重ねた結果、既存ジョブと同様デュナミスおよびリンバスからの入手となったとの事。