Ex
見る度に色調が変化する不思議な鉱物。
2009年12月8日のバージョンアップで実装された錬成に関するアイテム。
特定の街に設置される「Hunt Registry」から請け負う、討伐依頼の報酬か、Treasure Casketから*1入手可能。手順を踏むことで、装備に任意の性能を付与することができる。この手順は定着と呼ばれている。
エヴォリスには、装備品に付与できる性能、及びそのエヴォリスを定着させるのに必要な形状/属性/サイズが表記されている。
例)
付与できる性能 | 属性 | 形状 | サイズ |
片手斧ウェポンスキル.攻+6 | 火 | ▼ | 5 |
光属性の回復魔法:敵対心-1 | 光 | △ | 1 |
マイティストライク:使用間隔-1 | 光 | ◎ | 1 |
なお、エヴォリスの形状と付与される性能には以下の関係がある。
形状 | 付与できる性能 |
◎ | SPアビリティの使用間隔- (-1毎に1分短縮される) |
△ | 特定の属性の魔法・忍術・呪歌:追加プロパティ |
HP+ / MP+ | |
▲ | 対(特定の種族):追加プロパティ |
各種レジスト特性+ | |
▼ | 特定の武器のWS:追加プロパティ |
特定の属性天候:属性ダメージ+ / ステータス異常+ | |
◆ | 特定の武器のWS:追加プロパティ |
特定の属性系統の連携時:追加プロパティ |
◎▼◆は武器類に、▲△は防具類に嵌められるよう設定されている傾向にある。
エヴォリスの定着、付け替え、紋様の消去
定着
- 装備にエヴォリスを定着可能かどうかを確認する。
確認は、特定の街に設置されるNPC "Synergy Engineer"に装備をトレードすることで可能。
- モルダントと装備を錬成して紋様(属性・形状・サイズのステータスを持つ)を刻む。
この時点で装備にオーグメント属性が付与され、トレード、バザー等ができなくなる。
装備によっては複数の紋様を刻むことができる(最大3つ)。
- エヴォリスと紋様の形状/属性が合致し、紋様のサイズがエヴォリスのサイズより大きければ、錬成によって定着させることができる。
紋様が複数あればその数だけエヴォリスを定着可能。
付け替え・消去
別の種類のエヴォリスと錬成を行うことで、既に定着させていた性能を上書きすることが可能。また専用のアイテム、リバータントと錬成を行うことで、紋様や付与していた性能を消去し、装備品のオーグメント属性を解除することができる。
その変遷
これまでの方法で入手可能だったオーグメントアイテムはランダム要素が強かったが、エヴォリスは、必要な性能を任意に付与することができる。*2また、特殊訓練ではオーグメント化で資産価値がなくなるというデメリットがあったが、エヴォリスには性能を消去する仕組みがあるので、より気軽に性能を付与できるようになっている。ただし、紋様を刻める装備は限られており、バリエーションに欠ける。とりわけ高レベルで実用に足る装備は、フォモル武器やエボン装備とその派生を除けばごく少数である。
もっとも、2010年3月の段階で実装されているエヴォリスの大半は微妙な性能のもので、その割にはエヴォリス自体の性能を発揮できる局面が厳しいものすらある。良いエヴォリスを得るためにはHNMクラスの敵と戦う必要があり、事実上HNM戦の報酬の一部と化しているとも言える。そのため、気軽にできるコンテンツとは言い難い面もある……。しかもHNM産であっても、微妙なエヴォリスすらあるのが残念なところである。
2010年3月23日に、Treasure Casketの茶箱からも得られるようになったが、こちらもまた微妙な性能の物ばかりで、全てのTreasure Casket産エヴォリスは事実上のハズレでありゴミと見なされていた。
その理由は非常に単純で、元々Treasure Casketの解錠には手間がかかるにも関わらず、茶箱から他の素材や装備等のアイテムが出る確率が半永久的に低下*3、さらにエヴォリス自体はEx属性であるためPC間で売買や譲渡ができない上、当時は店売りも不可能だったからだ。
錬成の研究が進んで見直されたというエヴォリスであるが、上記のような形で初めてエヴォリスを知るであろう冒険者への触れ込みとしてはおおよそ悪印象であり、彼らによって再度ガラクタ同然の扱いを受けてしまうのは皮肉である。
2010年06月22日のバージョンアップにより、NPCへの店売りとOPにいる商人へのトレードが可能になった。一般ショップへの売却価格は700ギルで場所によっては名声が加味される。*4
スタックできないためあまり多くは持てないが、FOV時のちょっとした小遣い稼ぎにはなるので、ユーザー的にはガラクタ率が幾分減ったと言えるだろう。
また、OPの商人にトレードした際はサイズに比例したギルが貰えるが、その際の台詞によると、装備をトレードした時のように、所属国のリージョンポイントが増加するようだ*5。
また、それまで一度に全て消すことしかできなかった紋様を一段階ずつ消去できるようになったようだ。
サイズ | OPトレード買取価格 |
1 | 700ギル |
2 | 707ギル |
3 | 721ギル |
4 | 742ギル |
5 | 770ギル |
6 | 805ギル |
7 | 847ギル |
8 |
設定
公式では次のような設定が明らかになっている。エヴォリスはクリスタルと同様に、ヴァナ・ディールの世界に漂う属性力の結晶。不純物が多く、見た目がまるで石のようであったため、これまでその力に注目が集まることはなかったが、昨今「錬成」の研究が進んできたことで、未知の物質であったエヴォリスを装備品の能力を高めるために活用できるようになった。
過去シリーズ
FFVIIでは装備にマテリアという石を装着して性能を付加するというシステムがあったが、基本的な仕組みはそれに近い。ただし、取り外しが可能でマテリアのスロット数が固定であったFFVIIと異なり、嵌めた石は回収できない、穴(紋様)は自分で開ける、穴のサイズ・形状・属性によって嵌められる石が制約されるという違いがあり、こちらの方が複雑な仕組みとなっている。