純粋に戦闘能力を極めるため『黒魔法』をも習得する、アウトローの騎士。
取得方法
バストゥーククエスト「暗黒剣」のクリア。ステータス・スキル
ステータスHP | MP | STR | DEX | VIT | AGI | INT | MND | CHR |
C | F | A | C | C | D | C | G | G |
スキル
格闘 | 短剣 | 片手剣 | 両手剣 | 片手斧 | 両手斧 | 両手鎌 | 両手槍 | 片手刀 | 両手刀 | 片手棍 | 両手棍 |
− | C | B- | A | B- | B- | A+ | − | − | − | C- | − |
弓術 | 射撃 | 投擲 | ガード | 回避 | 盾 | 受け流し | |||||
− | E | − | − | C | − | E | |||||
神聖 | 回復 | 強化 | 弱体 | 精霊 | 暗黒 | 歌唱 | 弦楽器 | 管楽器 | 忍術 | 召喚 | 青 |
− | − | − | C | B+ | A | − | − | − | − | − | − |
風水魔法 | 風水鈴 | ||||||||||
− | − |
アビリティ
名前 | 種別 | 習得Lv | 敵対心 (累積/揮発) |
---|---|---|---|
ブラッドウェポン | SPアビリティ | 1 | 0/80 |
アルケインサークル | ジョブアビリティ | 5 | 0/5 |
物理攻撃力アップ | ジョブ特性 | 10 | - |
ラストリゾート | ジョブアビリティ | 15 | 0/1280 |
デスペレートブロー | ジョブ特性 | 15 | - |
スマイト | ジョブ特性 | 15 | - |
レジストパライズ | ジョブ特性 | 20 | - |
ダメージ上限アップ | ジョブ特性 | 20 | - |
ウェポンバッシュ | ジョブアビリティ | 20 | 0/900 |
アルカナキラー | ジョブ特性 | 25 | - |
暗黒 | ジョブアビリティ | 30 | 0/1280 |
物理攻撃力アップ | ジョブ特性 | 30 | - |
デスペレートブロー | ジョブ特性 | 30 | - |
スマイト | ジョブ特性 | 35 | - |
レジストパライズ | ジョブ特性 | 40 | - |
ダメージ上限アップ | ジョブ特性 | 40 | - |
デスペレートブロー | ジョブ特性 | 45 | - |
マジックアキュメン | ジョブ特性 | 45 | - |
ストルワートソウル | ジョブ特性 | 45 | - |
物理攻撃力アップ | ジョブ特性 | 50 | - |
コンスームマナ | ジョブアビリティ | 55 | 不明/不明 |
スマイト | ジョブ特性 | 55 | - |
ダメージ上限アップ | ジョブ特性 | 55 | - |
マジックアキュメン | ジョブ特性 | 58 | - |
レジストパライズ | ジョブ特性 | 60 | - |
物理攻撃力アップ | ジョブ特性 | 70 | - |
ダメージ上限アップ | ジョブ特性 | 70 | - |
マジックアキュメン | ジョブ特性 | 71 | - |
レジストパライズ | ジョブ特性 | 75 | - |
スマイト | ジョブ特性 | 75 | - |
ダークシール | ジョブアビリティ | 75+ | 0/320 |
ディアボリクアイ | ジョブアビリティ | 75+ | 0/320 |
ミューテッドソウル | ジョブ特性 | 75+ | - |
物理攻撃力アップ | ジョブ特性 | 76 | - |
ネザーヴォイド | ジョブアビリティ | 78 | 0/320 |
ダメージ上限アップ | ジョブ特性 | 80 | - |
レジストパライズ | ジョブ特性 | 81 | - |
物理攻撃力アップ | ジョブ特性 | 83 | - |
マジックアキュメン | ジョブ特性 | 84 | - |
C.インクリース | ジョブ特性 | 85 | - |
アルカナキラー | ジョブ特性 | 86 | - |
アルケインクレスト | ジョブアビリティ | 87 | 0/320 |
タクティカルパリー | ジョブ特性 | 88 | - |
ストルワートソウル | ジョブ特性 | 90 | - |
物理攻撃力アップ | ジョブ特性 | 91 | - |
レッドデリリアム | ジョブアビリティ | 95 | 0/80 |
C.インクリース | ジョブ特性 | 95 | - |
スマイト | ジョブ特性 | 95 | - |
ソールエンスレーヴ | SPアビリティ | 96 | |
マジックアキュメン | ジョブ特性 | 97 | - |
タクティカルパリー | ジョブ特性 | 98 | - |
物理攻撃力アップ | ジョブ特性 | 99 | - |
魔法
Lv帯 | レベル・名称 | |||||
1〜10 | 5 | ストーン | 6 | ポイズン | 10 | ドレイン |
11〜20 | 11 | ウォータ | 15 | バイオ | 17 | エアロ |
20 | バインド、アスピル | |||||
21〜30 | 23 | ファイア | 26 | ポイゾガ | ||
29 | ブリザド | 30 | スリプル | |||
31〜40 | 31 | アブゾマイン | 32 | トラクタ | 33 | アブゾカリス |
35 | サンダー、アブゾバイト | |||||
37 | スタン、アブゾアジル | |||||
39 | アブゾイン | 40 | バイオII | |||
41〜50 | 41 | アブゾデック | 42 | ストーンII | 43 | アブゾースト |
45 | アブゾタック | 46 | ポイズンII | 48 | ウォータII | |
51〜60 | 54 | エアロII | 56 | スリプルII | 60 | ファイアII |
61〜70 | 61 | アブゾアキュル | 62 | ドレインII | 66 | ブリザドII |
70〜80 | 71 | ドレッドスパイク | 72 | サンダーII | 76 | ストーンIII |
78 | アスピルII | 80 | ウォータIII | |||
81〜90 | 84 | エアロIII | 85 | エンダーク | 88 | ファイアIII |
91〜99 | 91 | アブゾアトリ | 92 | ブリザドIII | 95 | ブレイク |
96 | サンダーIII | |||||
99(G) | エンダークII、ドレインIII |
99(G)はギフトにて習得。赤魔道士専用のバイオIIIと、学者専用の虚誘掩殺の策・メルトン以外の全ての暗黒魔法を使うことが出来る。10種類のアブゾ系とドレインII、ドレッドスパイク、エンダーク、エンダークIIは暗黒騎士専用魔法である。
全体的にテクニカルな魔法群と言えるため、上手く使える者とそうでない者で差が出易く、特に主力となるスタン、アブゾタック、ドレッドスパイクはタイミングが有効性に直結するため、これらを如何に使いこなすかが暗黒騎士の腕の見せ所と言える。
弱体魔法スキルも持ち、高レベルの格上となるとさすがに確実性は減るが、同等クラスであらば十分使用に耐えうる。ここもまた、PCの技量が如実に反映される部分であろう。
精霊魔法については、スキルB+と黒魔道士に次ぐ高スキルを持つ。レベルキャップが99に引き上げられたことで、精霊III系全ての使用が可能になった。
魔法攻撃力を上昇させるアビリティやジョブ特性は無いが、暗黒騎士でも装備可能な魔法攻撃、魔法命中装備は意外に多い。
ドレインも含めてマジックアキュメンの追加によりTPが得られるため、ダメージでは無くTP補充目的での一発芸的な使い方も可能になっている。
詳しい解説は【黒魔法】【暗黒魔法】の項目を参照のこと。
メリットポイント
これらの項目の効果を受けるためには、メインジョブを暗黒騎士に設定し、かつ暗黒騎士のメインジョブレベルが75以上である必要がある。グループ1
暗黒騎士グループ1内の成長限界は合計で10(項目ごとの限界は5)。項目 | 効果 |
暗黒使用間隔 | 能力値1につき使用間隔を12秒短縮 |
アルケインサークル使用間隔 | 能力値1につき使用間隔を10秒短縮 |
ラストリゾート使用間隔 | 能力値1につき使用間隔を10秒短縮 |
ラストリゾート効果 | 能力値1につき攻撃力を2%アップ、防御力を2%ダウン |
ウェポンバッシュ使用間隔 | 能力値1につき使用間隔を6秒短縮 |
アルケインサークルとウェポンバッシュは切り捨てる人が多い。デスペレートブロー併用を考慮した「ラストリゾート使用間隔」と「ラストリゾート効果」の2つが人気が高い。「暗黒使用間隔」は振る人が少なくなった。
グループ2
暗黒騎士グループ2内の成長限界は合計で10(項目ごとの限界は5)。項目 | 効果 |
ダークシール | 次に使用する暗黒魔法の命中率アップ 能力値1につき暗黒魔法の詠唱時間-10% |
ディアボリクアイ | HPmaxダウン、命中率アップ 能力値1につき物理命中+5 |
ミューテッドソウル | 暗黒効果時間中の敵対心をダウン 能力値1につき敵対心-10 |
デスペレートブロー効果 | 能力値1で両手武器に対してヘイスト+2% |
「ダークシール」はドレインIIやアブゾアトリなどの有効な暗黒魔法が増えてきた関係上、習得する人が多くなってきている。また、メリットポイント次第では自己強化型のドレッドスパイクなどにも効果がある。
「ミューテッドソウル」は3段階以上強化しないと目に見えた効果が実感できないため、とことんつぎ込むか切り捨てるかの二者択一になりやすい。
「ディアボリクアイ」は5段階まで伸ばした場合、3分間命中+40状態になるため、「連続して回避の高い敵と戦う」と言った時に有効なアビリティとなる。
2012年3月27日のバージョンアップで「ダークシール」と「ディアボリクアイ」の効果が変更され、使用間隔が1段階目から従来の5段階に匹敵する5分に固定された。加えて「ダークシール」には詠唱時間短縮、「ディアボリクアイ」には命中率のさらなる強化が段階ごとに付属された。そのため使用感覚については今後の新たな報告が待たれる。
2013年4月30日のバージョンアップで「デスペレートブロー」がLvによる習得に変更され、メリットポイントの方は「デスペレートブロー効果」になった。
この際、「能力値1で両手武器に対してヘイスト+5%」→「能力値1で両手武器に対してヘイスト+2%」に変更されている。
ジョブポイント
【ジョブポイント(項目別)】参照。ギフト
【ギフト】参照。ジョブ専用装束
種類 | オリジナル | アイテムレベル |
アーティファクト | カオスアーマー | イグニムアーマー |
---|---|---|
レリック装束 | アビスアーマー | ファレアーマー |
エンピリアン装束 | ベイルアーマー | ヒーズンアーマー |
特徴
当初のコンセプトは両手武器が得意な魔法戦士でしかなかったが、現在は「吸収能力に特化したアタッカー」となっている。ドレイン系やアスピル、ドレッドスパイク、弱体魔法各種などの魔法の助けもあってソロ能力もそこそこ高い。またレベル37でスタンを習得できるため、メインジョブがレベル74になればサポでもスタンを行使可能。このスタンを初め、サポ暗における有用なアビリティや魔法は意外に多い。詳しくは【サポ暗】の項を参照。
高いD値と特殊な性能を併せ持つ両手鎌をメインとし、強力なWSによりシンプルに高ダメージを出しやすい両手剣も得意。
アビリティ暗黒、ラストリゾート、コンスームマナ、アブゾタック、ソールエンスレーヴなどを使用した際のWS連撃など、瞬発的な高ダメージを出す事も可能。
高ランクの物理攻撃力アップとスマイトを併せ持ち、ギフトによる物理攻撃力アップ量も全ジョブで1位の値を誇る。このため、アビリティや支援に頼らずとも攻が極めて高いのが特徴。
他の前衛と比べて高い攻防比を確保するのが容易である一方、前衛ジョブの中では命中の伸びに欠ける一面もある。これは後述の強化手段によって補う形になる。
スタンやアブゾ系、弱体魔法を駆使してのサポートも出来る。また、闇属性を含む連携効果が発生した際、ドレイン系やアスピルによるMB追撃も可能。暗黒騎士自身は、主に両手鎌WSによりこの連携効果を発生させられる。
攻撃間隔の長い両手武器を主力とするため、かつては攻撃を外した時のダメージロスが大きさが目立っていたが、2011年5月10日のバージョンアップのラストリゾートの効果時間延長に伴い大幅に改善した。
守備面ではドレインII〜IIIやドレッドスパイクとサポートジョブの組み合わせで瞬間的に高い防御性能を獲得でき、多少の格上も相手を選べばソロで撃破可能。現在はソロであってもフェイスからヘイスト支援を受ける事ができ、ドレッドスパイクの効果時間もかつての60秒から180秒に延長されたため、複数の敵を相手にするような無茶をしなければ容易に倒される事はなくなっている。
戦士、ナイトに次ぐ重装備ジョブであり被ダメージカット装備は多いが、重装の特性上魔防や魔回避がやや低くなりがちという弱点もある。
命中に関してはディアボリクアイ、アブゾアキュル、アブゾデックなど、強化手段は豊富。ディアボリクアイは常時効果を得られる訳ではなく、アブゾは闇に強い相手には使いづらいため、効果的に使えるシチュエーションを見極める必要がある。また、打撃以外でTPを獲得できるアブゾタックも持つ。
魔法による自己強化や妨害を行いつつ戦うジョブであるが、MP効率を気にせずにガンガン使っているとあっという間に枯渇してしまう。MPが吸収できる相手からこまめにアスピルを使う事でMPを長持ちさせられるほか、両手鎌を主体に戦うならエントロピーを1段階振っておくだけでも大抵はカバーが出来る。
北米版スタート前後に行われたアンケート調査結果からNAユーザーに人気ジョブであると云われていたが、他ジョブを含めた度重なるジョブ調整によって、時代にもよるが人口が偏る程の人気が継続しているという程でも無くなっている。
また、日本人コミュニティに於いても匿名掲示板では不毛な煽りや罵りが後を絶たず、そういったネガティブキャンペーンの影響が影を落としている感があり、【また暗黒か】【あんこくw】等も、そういった長らく続く否定的イメージから派生した常用文句として、一部で定着してしている。
さらにエースヘルム、エースロケット実装により、侍・竜騎士とまとめて「エースジョブ」と呼ばれるようになった。残念なことに、これもあまりいいイメージで使われてはいない。
一般プレイヤーでもエンピリアンウェポンに手が届くようになった昨今では、暗黒騎士は戦士と並ぶ一級のアタッカーとして認識されて久しい。上記のような自らHPを削って危機的状況に陥る鼻つまみ者のイメージは払拭されたと言える。
暗黒騎士とは
その根本には、アルテパの昔よりガルカ族に伝わる「暗黒剣」がある。これは特定の流儀や剣術の型を示す言葉ではなく、己の「業」と向き合う「生き様」を示すものであった。これをジョブとして発展させ、冒険者等に浸透させた人物こそ、元ミスリル銃士隊No.2のザイドであるまた、エルヴァーン族が開発したチョコボ騎乗術も、暗黒騎士というジョブが確立する上で、何らかの関わりがあったようだ。
以上のような設定が知られているが、何故か獣人の中にも暗黒騎士がいるのが何とも謎である。一説に拠ると、元々はアストラル界の住人であるデーモン族の業を人の身で振るえるよう模倣し編み出されたのが暗黒剣のルーツとされているため獣人族にも広く知られているのではないかと言われている。
サポートジョブ
【暗黒騎士(サポートジョブ)】参照。暗黒騎士の「過去」そして「現在」
ジョブアビリティ暗黒への偏見
ジョブアビリティの暗黒は、当初適切な使い所を正しく認識している者が少なかった。このため、自分から危機的状況を作り出すアビリティと感じるプレイヤーも一部にいた。現在では、使い方次第で有用なアビリティである点が広まりつつある。横だま主流時代での不遇
2003年12月16日のバージョンアップ迄は、匿名掲示板等でボンクラーズの筆頭格の如く煽られる事実上の不遇ジョブであった。その原因はシーフを中心とする横だまが主流であり、Lv60以上で初めてアタッカーとして「使える」WSのギロティンがその横だま湾曲連携に全く絡めることが出来ない点、そしてギロティンを修得する迄は繋ぎにしか使えないような性能のWSしかない点などに起因していた。実際には、狩人・戦士等の分解を基調とした相性の良い連携パートナーが居れば水準レベルに匹敵する狩りは出来たが、一般的にはその事実はあまり知られることは無かった。そういったパーティ編成に於けるプレイヤー達の意識に対して、開発陣がインタビューで「(暗黒騎士が)強い筈なんだけどなぁ…」等と云うコメントは現状認識が全く出来ていないがことを窺わせ、恐らくFF11終焉迄語り継がれるであろう迷文句であると言われている。
横だまが消えた現在では、パーティ編成に於ける選択肢の自由度が高まり、暗黒騎士にとっては相対的に状況は改善されている。ただ2004年9月14日のバージョンアップでエヴィサレーションの連携属性が分解から重力に変化し闇連携が可能となったものの、光連携を求められる70台では相変わらずシーフとの相性は良いとは言い難いものがある。
武器仕様に翻弄される暗黒騎士達
まずは、サービス開始からほどない核熱時代を迎えた頃に遡る。両手武器は攻撃間隔が長い=振りが遅いのに、振りの速い片手武器とTPの蓄積ポイントが同じ5であると云う無茶苦茶な設定と、当時隆盛だった核熱連携のため、PTメンバーからは「暗黒さんレタスよろw」と言われた。したがって、この時代の暗黒騎士は誰も彼もが片手剣を帯刀せざるを得なかった。
後にこのTP問題が改善しても、両手鎌に比べて2番目に得意とする両手剣はギロティンに匹敵する優秀なWSが全くない上に、スキルで劣るナイトばかりに専用両手剣を与えられることとなる。当の暗黒騎士も両手剣をすっかり見放し『暗黒騎士 = 両手鎌』という認識が広まっていった。
だが、2003年12月16日のバージョンアップに於いてスピンスラッシュの破壊力が大幅に改善されると、今度はその両手剣が70台では必須となり、逆に両手鎌の存在意義が問われる事態に陥ってしまう。
しかし一躍脚光を浴びた当時の両手剣には「バリエーションが非常に少ない」という欠点があった。レベルが高くなるにつれ、NMのドロップ品か高額合成品という凄まじい二択を強いられる事になり、この点で頭を悩ませてた暗黒騎士は数多かったようである。これはバリンソードなど高性能の両手剣が十分に供給されるまで続く。
時は流れ2005年を迎える頃、またもや使用武器に変化が見られるようになる。高レベルの新たな遊び方、メリットポイントの登場である。
これを稼ぐためのパーティのあり方が模索された結果、連携を行わないメリポパーティでは両手剣の必要性はほぼなくなり、多段WSであるギロティンが使える両手鎌、あるいは片手斧や片手剣の二刀流が台頭した。
このように武器に翻弄され続けた暗黒騎士にようやく光明が差す。
2007年8月28日のバージョンアップでの、両手武器のステータス計算式変更である。これにより、スシ食でもやや不安のあった命中が肉食でも当たりやすくなった上、WSの威力も文字通りケタ外れの数値を叩き出すようになったのだ。
同年9月11日に、両手武器のダメージ計算におけるダメージ上限値の上限補正が正しくかかっていない不具合と同時に、暗黒騎士の主力WSギロティンの命中率を補正すると言うアナウンスがされ、ギロティンの命中率が少々下げられてしまう。ただ、上述のステータスブーストの影響が大きかったため、この時にはそれほど目立った不満は出なかったようだ。
ところが、2007年11月20日のバージョンアップで両手武器のステータス計算式がまたもや変更されてしまい、命中確保が厳しくなってしまった。にも関わらずギロティンの命中率が下げられたままだったことから不満が続出。同月29日のパッチによって、ギロティンの命中率が9月11日パッチ以前の命中に戻されるというドタバタを味わうことになる。
アビセアの死闘が追加された2010年9月9日のバージョンアップでエンピリアンWSトアクリーバーが強力であり、これを目指して両手剣を作り始めるPCが発生した*1。そして2011年12月15日のバージョンアップで追加されたWSレゾルーションはメリットポイントの振り分けによる制限こそあるもののこれもまた強力であり、武器を選ばず使用できた。これによって、両手剣に持ち変えるPCがさらに増加した。他方、メリットポイントや装備の都合で両手鎌を使い続けるPCもいる。
相も変わらず武器の仕様に翻弄されるジョブである。
コラム
FF11で暗黒騎士と言えばザイドの存在が大きいが、過去のファイナルファンタジーシリーズで初めて暗黒騎士として登場したFFIVの主人公セシル(の序盤)を強くイメージするプレイヤーも多い。アビリティ『あんこく』もそちらが初出である。またそれ以前のFFIIIにおけるジョブ『魔剣士』は、装備は日本刀ながら「負の力によって暗黒剣を扱う」という設定があり、暗黒騎士のルーツ的な存在とされている(その証拠にニンテンドーDSでリメイクされたFFIIIでは、魔剣士がアビリティ『あんこく』を使用する)。それ以降、具体的にジョブとしての暗黒騎士がシリーズに登場することはなかったため、FF11での復活に感慨深い思いを抱いたプレイヤーもいたことであろう。その他では、FFX-2やPSPでリメイクされたファイナルファンタジータクティクスにて、暗黒騎士がジョブ(FFX-2ではダークナイトというドレス)として登場した。
関連項目
【カオスブリンガー】【サポ暗】【戦暗狩】【エース】【暗黒ラスリゾブラッド】
【暗黒さんレタスよろw】【また暗黒か】