文字どおり物を投げてぶつけて敵にダメージを与える、遠隔攻撃としてはもっとも単純で原始的な武器。全15種にも及ぶ武器スキルの中で、唯一WSが存在しない。
投てきにも種類があり、大まかに3つに大別される。
- 石つぶてや手裏剣など、一方通行で投げたら消滅する「消費型」
- ブーメラン、ラミアベーンなど手元に戻る仕組みの「非消費型」
- ファントムタスラム、ボムの魂のように装備するだけで投げることはできない「アクセサリ型」*1
スキルキャップ | |||||||||||||||||||||
戦 | モ | 白 | 黒 | 赤 | シ | ナ | 暗 | 獣 | 吟 | 狩 | 侍 | 忍 | 竜 | 召 | 青 | コ | か | 踊 | 学 | 風 | 剣 |
D | E | E | D | F | D | - | - | - | E | C- | C+ | A+ | - | - | - | C+ | C+ | C+ | D | - | - |
投てきスキルの使い勝手
スキルとして所持しているジョブ及びスキルランクは上記の一覧表を参照のこと。からくり士は基本的に遠隔武器枠はストリンガーで、矢弾枠はルブリカントで埋まっているため、装備変更によるTP消滅の関係上、釣り用途にすら使う事ができずに事実上ほぼ無意味なスキルになっている。
逆に暗黒騎士はスキルが無いのに多くの種類の投てき武器が装備可能となっている。
WSが存在しない、弓や銃と比較すると威力が低い、もしくはコストが高く多用できない、などの理由から、このスキルをしっかり育てている者はごく一部。
中にはスキルを持っているのに実用的な投てき武器(非消耗品、および低コストの消耗品)がかなりの高Lvになるまで存在しないジョブもある*2。
投てきWSが実装されていればスキルを上げる人もいたかも知れないが、メジャーバージョンアップが終了したことでその可能性はなくなっている。
非消費型の投てき武器は、一度購入してしまえばそれ以降のコストが全くかからない、使い勝手の良い釣りツールとなり得るため重宝される。戦士・シーフ・狩人・忍者・青魔道士・踊り子が装備可能な投てき武器は比較的容易に入手可能。All Jobsが装備可能な非消費型の投てき武器も存在し、ビシージの戦績アイテム(上等傭兵以上で皇国軍戦績4,000とハードルは低め)として、高レベル者はその気さえあれば誰でも入手可能。
投てきが攻撃の役割として全く使えない訳でもない。
忍者の場合、打剣の実装・散華の効果変更・手裏剣の充実により、通常戦闘やスキル上げでほぼ自動的に投てきスキルが上がるため、有効なダメージソースとなり得る。
手裏剣はエミネンスで手ごろに入手できる蜂屋手裏剣などがあるほか、競売価格等は高いものの非常にD値が高い投てき武器も存在するため、金に糸目を付けないことを前提とすれば投射器を使用する武器にも匹敵するダメージを与えることも可能。
ブースト効果のある投てきアイテム
また、ステータスブーストができる投てき武器も登場し、以前は後衛など「死にスロット」と化していた投てき武器欄を活用できるようになった。が、そういったブースト系の投てき武器は需要も高く価格も高め。イースター祭にちなんだイベント、「エッグハント」では、ハッピーエッグとラッキーエッグというアイテムが手に入った。これはHP or MPを1%上げる上に、VITが1増えるという、投てき武器では唯一の能力を保持している。その性能から、特に被ダメージを減らさなければならない盾役にとっては有用な投てき武器である。一方後衛にとってはタスラム系のより優れたステータスブースト装備があるため、実用性は乏しい感がある。
実装当初は現行武器の亜種として、攻撃的な性能も織り交ぜ「投げられるように」作られていたものが多く、その結果として「投げたくないのに投げてしまう」いわゆるうっかり投げの悲劇を見る冒険者が多発した。2007年6月6日のバージョンアップにおいて、これらのブースト用投てき武器はその攻撃性能を削られ、投げることができないように修正された。投てき武器、というよりも、矢弾欄に装備するアクセサリといった位置に変更されたといえよう。
このような経緯を持つため、アクセサリ型の投てき武器はシステム上は消費型の投てき武器の一種であり、非消費型の投てき武器など他系統の遠隔武器に持ち替えるとTPがリセットされてしまう*3。非消費型の投てき武器で釣りをしたい場合はステータスブーストとどちらを取るか悩ましいことになるだろう。
ただし消費型とアクセサリ型が区別される場合もあり、/lockstyle上はこの2つは別の武器種扱いになっているので、アクセサリ型と消費型の持ち替えには点滅が発生する*4。
投てきスキルの最大の見せ場
スキル0のままでも最も影響の少ない武器スキルである投てきだが、ル・オンの庭に出現する四神と呼ばれる特殊NM(Byakko・Genbu・Suzaku・Seiryu)と戦う狩人はキャップまで上げておくことが要求される。これらのNMは出現した時点で強力なエン系魔法がかかっており、それによって蒙るダメージは実に通常攻撃の50%に届く凄まじいものである。このエン効果はディスペル・フィナーレでは消すことが出来ず、四神を倒した際にドロップする風(北極の風・南極の風・アフェリオット・ゼファー)と呼ばれる投てき武器をぶつけるしかない。風自体は100%ドロップであるが、投てきであるため一度投げたら無くなってしまうので、エンドレスショットのある狩人が投げることが多い。この風が当たるかどうかで戦局の有利不利が決まってしまうので、狩人には投てきスキルをキャップまで上げておく必要があるのである。
また、HNM「Dark Ixion」と戦闘を行うには火車の灰を投げつけて当てることが必須条件であるため、上記同様エンドレスショットを持った狩人の投てきスキルが求められる。
投てきのスキル上げ
基本的には釣り以外にあまり使われることが無い為スキルが白いことも多いのだが、忍者のジョブ特性『打剣』によって有用性が現れてきた。スキル上げには苦労するかと思いがちだが実は忍者が一番スキル上げに向いている。レベルが高ければ高いほど打剣の発動率は上がるので忍者のレベルが95以降であればラクに上げられる。
スキル上げの方法は隔が短くD値の低いビースティンガーなどの武器を片手に持って敵を叩くだけ。これだけでみるみるスキルが上がっていく。
マーチやヘイストといった支援を受ければ爆速で殴り更に打剣の発動が上がるため、フェイスなどを応用すればあっという間に青字にまで上げられるだろう。
投てき武器一覧
公式分類上は以下のように分類されている*5。隔・装備可能ジョブには例外も存在する。以下は投てき武器一覧ではあるものの、一部は2007年6月6日のバージョンアップを経て、投てき武器としての性能が排除されたものもある。系統 | 分類 | 隔 | ジョブ | 特徴等 |
投てき武器系 Throwing | ペブル類 | 276 | 戦モ白黒シ暗獣吟狩忍竜召 | 装備可能なジョブが多い。石つぶて、タスラムなど。 |
ダート類 | 168 | 戦赤シ暗忍コ剣 | 隔が短い。ダート、風車、ヒョウなど。 | |
手裏剣類 | 192 | 忍 | D値が高い。打剣が有効 | |
グレネード類 | 300 | 戦シ暗忍剣 | ダメージは追加効果によるものが主体。ボムのうで、グレネードなど。 | |
ブーメラン類 | 294 | 戦シ狩 | 非消費型。一部に忍も装備可能。 | |
チャクラム類 | 294 | シ忍青踊 | 非消費型。全ジョブ装備可能なものもある*6。 | |
ウィンド類 | 276 | All Jobs | 消費型。四神弱体アイテム | |
スローイングウェポン類 | - | 戦竜 | 特殊消費型。T.トマホークとアンゴン |