現在、モンスターがドロップする可能性のある全てのアイテムにおいて、そのそれぞれに個別のドロップ率が存在すると考えられている。
例えば、龍王ランペールの墓に生息するワーム族の「Rock Eater」は火打石、銅鉱、亜鉛鉱、銀鉱、王墓の箱のカギ、アセティックリングをドロップする可能性があるが、それぞれに設定されているドロップ率はアセティックリングが最も低く、左に行くにつれドロップ率は高くなり、火打石は倒せば必ずドロップするようになっている。
この場合の火打石を「100%ドロップ」あるいは「固定ドロップ」と呼び、ほとんどドロップすることを期待できないほど低確率のものを「レアドロップ」と呼ぶ。
また、一部のNMのようにアイテム自体は必ず1個ドロップするものの、内容が2つに分かれ一方が出ると他方が出ないという特殊な枠も存在する(俗称抽選ドロップ)。この場合でもドロップ率が低いほうを「レアドロップ」と称し、2つの「レアドロップ」を分類する手立てはない。一応、この場合では「はずれドロップ」「あたりドロップ」という分け方もあるにはある。
シーフのトレジャーハンターや同名のプロパティを持つ装備が存在し、冒険者が関与する余地がある。
ドロップ率のロジック
第24回もぎたて ヴァナ・ディールで明かされた情報を基に推測すると、FF11のドロップロジックは次のようになっている。- それぞれのモンスターはドロップ率の異なる最大4種類の箱を持っている。
箱は入れ子構造にすることができ、5つ以上のアイテムを持たせることもできる。
- 箱のドロップ率はトレジャーハンターレベルに応じて個別に変動する。
- 箱の中身が複数ある場合、確率に応じてどちらか一方が戦利品に加わる。
- 1体の敵から箱が10個ドロップした時点で以降のドロップ判定は打ち切られる。
(例)
箱 | ドロップ率/THLv | 中身 | |||
---|---|---|---|---|---|
0 | 1 | 2 | ... | ||
AA | 100% | 100% | 100% | アイテムA(100%) | |
AB | 100% | 100% | 100% | アイテムB(80%),アイテムB'(20%) | |
BA | 40% | 60% | 70% | アイテムC(100%) | |
BB | 40% | 60% | 70% | アイテムC(100%) | |
BC | 40% | 60% | 70% | アイテムD(100%) | |
CA | 1% | 2% | 3% | アイテムE(100%) |
トレジャーハンターは「箱を落とす確率」を上昇させるもので、箱の中身の選択には一切寄与しない。
従って、守りの指輪をはじめとする抽選ドロップの場合、当選率の低い方の確率を引き上げる効果は無い*1。この仕組みを簡略化した例についてはレアドロップ項でも解説している。
噂
また、状況によってドロップ率に制限が加えられるのではないか?という説も根強い。たとえば時間あたりのドロップ数が限られていて、いわゆるドロップアイテムが「枯れた」状態ではいくら狩ってもそれ以上ドロップはしないというものである。
これを確かめることは困難だが、印章や石印など一部のアイテムでこれと似たようなドロップ制限が加えられていることが公式により明らかにされている。