横取り

記事名読み
よこどり
他人のものを横あいから奪い取ること。

概要
FF11では主に戦闘中のモンスターを奪い取る事を指しており、なんらかの原因で黄色ネームになったモンスター挑発などを入れて自分のものとすることである。
現在は修正されているが、魔法アビリティなどが射程外だった場合にこの黄色ネームはよく発生し、そこを他のプレイヤー横取りしてきていたのである。
修正後の現在でもマラソン中等に黄色ネームになることがあり、そのタイミングを狙って横取りを仕掛けるプレイヤーも存在する。特に貴重な品をドロップするNMの場合、遺恨が残りやすい。
支援による強引なタゲ取りこそ「/blockaid」で防止可能であるが、それ以外の状況には効果がない。とはいえ、戦闘中のパーティ黄色ネームにする手段がないと言うことは、エリアチェンジ無しで逃げ切ることも出来ないことになり、難しいところである。

黄色ネームは誰のものでもない」という建前が引き起こす問題であるが、現状ではMPKなどと違い規約の処罰対象には盛り込まれていない。
注釈1
マナーの問題は処罰とは別にあるので、処罰されなければ何をやっても良いという事にはならないのであるが。
だが、占有権のシステムとは明らかに対立する行動であり、NMトリガー化等の形で徐々に対策は行われている。
なお、MPKをした上で横取りをするというとんでもないタイプも存在する。こちらは非常に悪質なため、GMに報告するのが望ましい。ただし、パーティなどでこのような事態になった場合、代表者を決めてからGMに報告するといい。数人から同じ報告をされるのはGM側にとっても混乱の元になるらしく、あまり好ましくない。

また、レベル上げパーティなどで獲物の取り合いをすることは十分に起こりうることであるが、自パーティ周辺の獲物を放置して他パーティ周辺の獲物を狙う場合、横取り扱いされる場合がある。チェーンボーナスを考慮するならば、戦闘開始が早くなる近い獲物を後回しにしたい意図は諒解できるものの、釈然としない気持ちになるのは致し方ないことだろう。「我々のコリブリ」は、その様な状況を切り取ったネタである。

海外プレイヤーの視点
我々日本人プレイヤーは、このような横取り行為はするべきではない。という考え方が一般的であるが、NAプレイヤーをはじめとする外国人プレイヤーの中には正当な行為として捉えている人も多い。また、日本人であっても争奪の激しい環境下で行動する時間が長いプレイヤーは、横取りを行う者もいる。
彼らの言い分では「最初にモンスターを取った者に戦闘権利があるというのはおかしい」となる。とはいえその様な態度を取る以上、彼らは横取りされる事も、容認しなければならないのであるし、占有権システムの隙を突く行動ではある。
「真の敵は白ネームと青ネーム」のヴァナ・ディールにあっては、「同じレベルで争わない」という大人の対応が必ずしもベストとは限らない。
己の信念において、取るべき道を進もう。

結局の所、価値観の違いや、これまでプレイしてきたゲームによって考え方が大きく異なるということであり、それぞれ尊重すべきではあろうが……、一方的に迷惑を被るのは横取りを行わないスタイルのプレイヤーであり、平等ではないことも問題である。言語の壁もあるが、そもそも意思疎通を図ろうとしない者もいるので、難しい問題である。

関連項目
黄色ネームは誰のものでもない】【我々のコリブリ

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