軍隊蠍の行軍

記事名読み
ぐんたいさそりのこうぐん/Operation Desert Swarm
ワールンの祠ラキシスオーブを用いて行われる無制限BFNM戦。

敵はサソリタイプのPlatoon Scorpion ×6。

ちなみに英語名は、1991年の湾岸戦争時における多国籍軍の「砂漠の砂嵐作戦」(Operation Desert Storm)をもじったもの。
概要
会議は踊ると並んで人気の獣神印章30BFNMである。その人気の秘密は、劇毒サソリの爪ダマスクインゴットダマスク織物オリハルコン等の各種高額素材戦利品であること。さらに2007年3月8日のバージョンアップにおける業者対策の一環として、セルケトリングが追加された。これらの高額戦利品が同時に入手できる可能性がある、魅力的なBFである。

戦闘には特定のジョブが必要なこともなく、メンバーも集めやすい。よほどのことがない限り失敗しないのも人気の要因であろう。
BFの特徴
サソリタイプのPlatoon Scorpionが6匹おり、順不同で全て撃破するのが目的。一匹辺りの強さは75から見て楽~丁度くらい。

このサソリが使用する特殊技は、大暴れアースパウンダー(共に範囲技)のみだが、一匹が使うと他の5匹が連動して使うという特徴がある。6匹同時に受けた場合、甚大な被害となる可能性もある。

だが、大暴れを使うとしばらく「疲れて行動不能に」、アースパウンダーを使うと「足が地面に刺さってバインド」状態になることもある。このため同じ個体が特殊技を連発することがないのは幸いである。
主な戦術
大まかに二つの戦術が存在するが、実際に使う場合はパーティに併せて調整すると良い。
全て寝かせた後、一匹ずつ全員で撃破
一つ目は黒魔道士吟遊詩人などが敵を寝かせ、全員で一匹ずつ速攻で確実に撃破していくというもの、寝かし役に危険が及ぶ可能性があるが、元々攻撃力の高い敵でもないため、強化魔法を怠らなければ心配する必要もないだろう。

敵を釣る際は挑発を入れ、特殊技の連動を防ぐために通路の半ばあたりまで引っ張って倒すと良い。

この場合の注意点は、目立ったもので以下の3つ。

まず一つ目は、敵に明らかな睡眠耐性がついていくこと。最初こそ黒魔道士スリプル(I)でも問題なく眠らせられるが、寝かせる回数が増えていくごとに眠りづらくなっていく。撃破役が手間取ると、スリプルIIをレジられて寝かせ役が戦闘不能になるリスクがある。後述する特性とも相俟って、後半に進むにつれ気を抜けなくなる。特に寝かせ役にヘイト集中しているので注意が必要。

二つ目は、敵の睡眠時間は通常のスリプル効果時間よりも短くなることが多いということ。これは、戦闘中の敵が特殊技を打った瞬間、眠っている敵の何匹かが距離に関係なく連動に応じて睡眠状態から目覚めるため。なお、目覚める確率は実装直後に比べると上がっている。

三つ目は、敵の残りが少なくなる毎に攻撃力及び回避率が上がっていくこと(防御力命中率は変化なし)。敵の特殊技大暴れアースパウンダーのどちらかしかないのだが、最初の1匹と最後の1匹では明らかに大暴れの被害に差が出る。ダブルアタックが乗ると500ほど持っていくこともあり、またアースパウンダー(こちらは物理ダメージではないため威力に大きな変化はない)で空蝉を全て剥がした上に直接攻撃がヒットしたりもするため前衛が事故に陥りやすい。
一対一によるタイマン勝負
二つ目は各々ガチンコで戦う戦法である。強さは楽~丁度くらいのため、一匹だけならソロでも倒せないレベルではない。これを6人同時に行うことにより、倒した人から他の仲間へと救援に行くという戦術スタイルである。

また、倒さずに維持させておくという手法もある。例えば吟遊詩人のようにソロ時の戦闘能力に乏しいジョブはひたすらに敵を一匹寝かせ続け、他のメンバーの戦闘が終わるまで維持させておく。

この戦法を用いる場合の注意点は以下の三つ。

一つ目は、この戦法の場合、各自撃破(維持)を前提とするため、サポートジョブ等を初めからソロ向きにしておかなくてはならない事である。通常のレベル上げ感覚でサポジョブ装備を選ぶとソロの際の戦闘能力が低下し、撃破出来ない可能性がある。このため、メンバーを募集する際も事前に戦闘方法を話し、各自がソロを前提とした準備をするのが好ましい。
特にアタッカーは防御や回避を捨てた装備サポートジョブをしていることが多く、注意が必要である。例えば戦士や侍の場合、回避がマイナスになるホーバージョンより、回避が期待できるAF1やアスカル装備の方が有利に戦える。

二つ目は、戦闘場所に注意することである。敵の位置が近いと特殊技の連動が発生するため、各自の戦闘場所は離れていなければならない。実質ソロの状態で戦闘するため、その被害は一つ目の戦法より大きいし、他人によるリカバリーも難しい。突入前に各自の戦闘場所を打ち合わせしておくと良い。

候補としては、敵の居る広場の隅や、広場にいく道中の通路がある。ただし、通路の奥(BF入り口)などは連れて行くまでに攻撃を受けてダメージが蓄積されてしまうこともあるため、ここで戦闘するのはなるべくソロ能力が高いジョブがいいだろう。

三つ目は戦闘開始直後、素早く全員が各々の敵を取ること、そうしないと最初に突っ込んだ人が集中砲火を受けてしまう可能性がある。範囲睡眠が使える人がいれば、それを最初に使ってからでもいいが、いずれにせよ素早く行いたい。
オマケ
この他、黒魔道士が6人集まってサンダガIII同時打ち、という言うのもある。文字通り瞬殺で終わる・・・自分達が挑戦してみて異様に早いクリアタイムが存在したら、十中八九黒パーティであろう。
注意事項
どちらの戦術を用いるにしても、戦闘はそれぞれ離れて行わないと前述の特殊技の連動が発生し、甚大な被害を受ける可能性がある。このBFの最重要項目といって良いかも知れない。
戦利品は24000ギルアイテム6枠。

内訳は以下のパターンが一般的。
  1. サソリ系orセルケトリング(第1枠)
  2. 潜在武器(第2枠)
  3. アヌビスナイフ素材グリップ(第3枠)
  4. 防具(第4枠)
  5. 素材薬品(第5~6枠)

劇毒サソリの爪」「セルケトリング」「上質なサソリの甲殻」のいずれか。劇毒サソリの爪セルケトリングの出現率はおおむね10%前後と推測されている。
セルケトリングの追加による影響は現在のところ不明。
潜在武器から「千手院力王」「ハートスナッチャー」「エクスパンジャー」「ランページャー」、
その他に「アヌビスナイフ」「ウォーウルフベルト」「ヒエラーキベルト」「パルメリンシールド」「トレーナーグローブ」。
2007年8月28日のバージョンアップより、「ソードストラップ」「ポールグリップ」「クレイモアグリップ」が戦利品に追加された。
素材など
ダマスクインゴット」「ダマスク織物」「オリハルコン」「アダマンインゴット」など22種類。

これだけ見ると中々レア物揃いだが、総合で見ると40種類近い戦利品の中から6個のドロップあり、いい物を引き当てるにはかなりのリアルラックが必要となる。目玉商品が引けないと、総額10万ギルにも満たずに終わってしまう。
一方で相当な運があれば、セルケトリングダマスクインゴットダマスク織物といったところを同時に引き当てる可能性もあり、夢のあるBFと言えよう。

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