タルタロス

記事名読み
たるたろす/Tartarus
  1. クラウストルムが門のカギとなっている場所
    レリックウェポンクラウストルム」は自称「奈落の門(the gate of hell)を開きし鍵」であり、カイルパイルレリックWSタルタロスゲート」を使う時には「煉獄の門(The gates to the underworld)が開く」という台詞を言っていることから、ここでいうタルタロスは「奈落」「煉獄」と呼ばれるような場所であることが分かる。

  2. アドゥリンミッションで登場する場所
    アドゥリンの魔境のPV中「タルタロス」という言葉が出てくることから、アドゥリンミッションではタルタロスが1つのキーワードとなることが発表時点から分かっていた。

    タルタロスという言葉はアドゥリンミッションの終盤にならないと出てこないが、ミッションの途中からヴァナ・ディールとは異なる世界の存在がほのめかされており、終盤にそれがタルタロスであることが明かされる。詳細はネタバレ項を参照。
出典
タルタロスはギリシャ神話に伝わる奈落、およびそれを司る神。原初の神々の一柱であり、テュポーンやエキドナタルタロスとガイアの子供であるとされる。

冥王ハデスが治める冥界よりもさらに地下深くにあり、ヘカトンケイレスやサイクロプスが閉じ込められていた
注釈1
この時タルタロスの門番をしていたのがカムペーである。
が、ゼウスがティターンとの戦いで彼らを解放して味方につけ、戦いに勝った後はティターンたちが幽閉されることとなった。

なお、カイルパイルが用いる「煉獄」とは、キリスト教の概念で
「地獄にいくほどではない微罪を犯した霊魂が、苦しみを受けながら最後の審判を待つとされる場所」を指し
ギリシャ神話やヴァナ・ディールにおけるタルタロスの位置付けとは異なる。

更に、煉獄での審判の結果によっては、罪を犯した霊魂は「地獄」つまり「万魔殿
注釈2
地獄の中心部にある悪魔達の宮殿のこと、数千、数万の悪魔達が居住することから名づけられた。屋根は美しい黄金で葺かれ、入口には銅の扉、広間の天上はアーチ形に彎曲し、無数の吊り灯火があたりを燦然と照らしていた。あたかも、神の玉座を思わせるような美しい建物ができあがったという。神の座に兆戦しようという、堕天使たちの意気込みのほどがうかがえる。
」へと導かれる。
煉獄(罪を犯した霊魂にとっての待機室)と万魔殿(罪を犯した霊魂が審判の結果有罪になった場合の牢屋)を現実世界で例えるならば
「煉獄=留置所」「万魔殿=刑務所」となる。犯罪者にとっては「罪により囚われる場所」である以上どちらも同じ場所と言える。
クラウストルム=留置所の鍵、万魔殿の鍵=刑務所の鍵、と言った所か)

また万魔殿冥界ヴァルハラ)は異なり
冥界は「罪を犯した霊魂でなく憎しみを抱いた霊魂が導かれる場所
注釈3
冥界の神が、憎しみを抱いた霊魂を好み、復讐から起因する争いや戦を煽り立てる理由がこれである
」なので
どちらも悪魔達が存在する世界ではあるが、存在する悪魔が全く異なる別世界である。

どちらかというとクラウストルム自らが語る「奈落」こそがタルタロスに近い存在であり、カイルパイルは「タルタロス=地獄のようなもの」として「煉獄」という言葉を使っていると考えた方が良いかもしれない。
関連項目
タルタロス/ネタバレ】【クラウストルム】【万魔殿の鍵】【アドゥリンミッション】【万魔殿】【冥界

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