フラン

記事名読み
ふらん/Flan
モンスターの一種族アモルフ類フラン族

フラン族(黒) フラン族(黄)

拡張データディスクアトルガンの秘宝」より登場したモンスターで、当初は「ブラックプリン」として発表され、現在でも両名称が並存している。通称「プリン」。

フランとはフランス語でカスタードプディング(プリン)の事を指す。
名前の可愛らしさとは裏腹に、スライムよりふた回りほど大きな体にぎょろりとした目と大きく裂けた口を持つ。この姿は過去のFFシリーズに登場したプリンタイプのモンスターを踏襲したもので、過去作をプレイした人ならば懐かしくもあるだろう。

通常個体の体色は黒っぽい紫色だが、一部のNMはそれこそ食べ物の「プリン」と同様の黄色+頭の部分が茶色という体色のものや、桃色の個体も存在する。また亜種として全身真っ白のブラマンジェや、王冠を被り巨体を誇るボチュルスが存在する。ただしボチュルスに至ってはその特性や特殊技までほとんど別種族と言ってよいほど異なっている。

フランに扮することができるフランマスク(+1)という装備も存在する。
設定
ブラックプリン
別称、フラン。ゼオルム火山に棲息する数少ない自然動物の一種。ゲル状の肉体をもつ軟体動物であるにも関わらず、目敏く獲物を探すぎょろりとした大きな眼とずらりと牙の並んだ伸縮自在の口を備えている。また、見かけによらず知能が高いことでも知られ、おそろしく高度な魔法を唱える個体の存在も報告されている。しかし、一方で感情の抑制は不得手とみえ、怒りや笑いといった心の変化が、そのままストレートに行動に反映されてしまうようだ。群れで棲息する彼らの個体間には、目に見えない不可思議な連絡手段がある、との報告もあるが、あまりにも危険な生物であるため、研究は一向に進んでいないのが現状だ。

アトルガンの秘宝・特設サイトより。

公式TOPICSページの「青魔道士」紹介ページには青魔道士誕生までの経緯が書かれており、その中に「ある被験者は顔から無数の触手が生え、また、ある被験者は醜いゲル状の肉塊と化し、ほとんどの試みは失敗に終わった。」と記されている。ここでいう「ゲル状の肉塊」はフラン族のこと。つまり彼らは忌まわしき過去の実験による被害者達の成れの果てである
注釈1
長い間フラン=青魔道士のなりそこないという設定はほのめかされているだけだったが、公式フォーラムにて明言された。その設定を踏まえて、ネトゲ実況板の青魔道士スレッドではジョブ蔑称としてフランが用いられることがある。


皇国のために被験者となってくれた人々をこの様な姿に変えておきながらも酷い仕打ちをした錬金術師達に対する怨みであの形相・特殊技の名称があると思われる。
特徴

他のアモルフ類の例に漏れず、物理攻撃には高い耐性を持つが魔法攻撃は非常に有効。黒PTに好まれて狩られたこともあるが、普通の編成でも十分狩れる相手である。

ドロップするフランの肉錬金術素材となり、競売でも食品ではなく錬金術材のカテゴリに入る。あいにくプリンではないようだ。
名称範囲効果備考
ねたみ種敵自身魔法攻撃力アップ魔法防御力アップラーニング可能
槍玉近接単体物理ダメージ多段(5回)攻撃
ラーニング可能
罵詈雑言前方範囲魔法防御力ダウン空蝉貫通
悪平等自身中心範囲周囲の同HP吸収する
鎌かけ前方範囲物理ダメージ空蝉複数枚
ナイズル島踏査指令及びビシージ及び戦績BF詠唱中は別の顔」など一部NMのみ使用
自画自賛敵自身魔法詠唱速度が0になるビシージ兆候エインヘリヤル第IIウイングボス「Mokkuralfi」、戦績BF詠唱中は別の顔」、アビセアコンシュタットGuimauve」など一部NMのみ使用
グッシュ・オ・グー範囲魔法ダメージ+全部位脱衣装備変更不可物理バリア侠者の薬)で無効可
Roly-Polyなど一部NMのみ使用

ボチュルスについては技が全く異なっているため、ボチュルスの項を参照。
種族ジョブ
フラン族
フラン族(黄)
フラン族(白)

習得Lvモンスタースキル効果消費TP備考
1ねたみ種自身に魔法攻撃力アップ魔法防御力アップの効果。1300
罵詈雑言対象に向かって扇範囲の敵に魔法防御力ダウンの効果。1000
自画自賛次に唱える魔法詠唱時間を短縮する。1000
30槍玉5回攻撃1000
40鎌かけ対象に向かって扇範囲の敵に物理攻撃ダメージ補正200%。1000
60グッシュ・オ・グー自身の周囲の敵に水属性ダメージ追加効果:装備変更不可1800フラン族(白)専用

スライム系統として初代ファイナルファンタジーから登場している。例外はあるが、殆ど共通して防御力等の耐久性が著しく高いことが挙げられる。反面、弱点としている部分(特定の属性攻撃など)には滅法弱い。その対処法を持っていないとなると非常に苦戦する相手。一例では、初代FF1では序盤に防御力が最大255である「グリーンスライム」が敵として登場するが、魔法を使えない編成だと苦戦は必至で逃げるぐらいしかなく、罠に近い理不尽さがあった。

モンスター命名法則は「軟質(特に食べ物)なものと色」が挙げられ初代FF1から既に「グリーンスライム」「グレイウーズ」「オーカーゼリー」など弱点属性で異なる各種バラエティー豊かな顔ぶれとなっている。後シリーズや今作でも高名となった「ブラックプリン」もそのなかの一種。FF2以降も、「イエローゼリー」「パープルババロア」「ホワイトムース」「レッドマシュマロ」といった、グラフィックを見なければなんだかとても美味しそうな名前のバリエーションが多数登場する。

また、FF12の登場人物として同名のキャラクターが居るが、そちらは英語綴りが『Fran』なので異なる。しかし日本語読みでは同じなので、両者を知る者はあまりのギャップに思わず笑ってしまうかもしれない。
関連項目
モンスター】【アモルフ】【ブラマンジェ】【ボチュルス】【詠唱中は別の顔】【Black Pudding】【フランマスク
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