Cyranuce/ネタバレ

記事名読み
しらぬす
水晶大戦時、少年騎士団の一員であったシラヌスは弟マシェーグ獣人との戦いで失っている。水晶大戦後、シラヌスマシェーグの無念を晴らすべく竜の力を求め、ラーアルの立会いのもと、ついに飛竜を得ることに成功している。

しかしその飛竜が成長するに従い、徐々に悪しき印が浮かんだため、ドラゴンスレイヤーであるラーアルシラヌスに封印を施し、ボストーニュ監獄に監禁した。

なお、ジラートの幻影発売までは実際にボストーニュ監獄に監禁されていたシラヌスと会うことができた。
私の名は、シラヌス・M・カトリオン。
もう随分長いこと、ここにいる。

しかし、シラヌスは監獄に投獄された獣使いの呼び出した(とされる)怪物が監獄の壁を破壊したのに乗じ、牢を脱出している
注釈1
明言はされていないが、ストーリー展開を見る限りでは、おそらくこの怪物とはシラヌスが変じた姿と考える方が妥当だろう。


この時点でシラヌスはほとんど竜に意識を乗っ取られていたようで、赤子の竜の血を浴び、自身を完全な竜と変じるために動き始める。

そのため、竜研究の大家である考古学者ワオーレーズ(Oiheaurese)の周囲に潜伏し、飛竜の卵を持ってきた冒険者に門下生ヤシェミド(Yachemidot)として接触、竜を孵らせてその血を得ようとする
注釈2
ヤシェミド(=シラヌス)は「先生の都合が悪くなった」と言って登場しているが、その少し前からワオーレーズの姿が見えなくなっていることから、シラヌスが彼に何かした可能性は高いだろう。


ラーアルの介入でこの企みは失敗し、逃亡したシラヌスゲルスバ野営陣にて冒険者に引導を渡されることになる。

今際の際には人としての意識を取り戻し、冒険者の孵した飛竜を殺さないようラーアルに頼んで息を引き取った。

Yachemidot

アビセアの世界でもシラヌスはYachemidotとして登場する。彼とはクエストしるべなき墓標」で関わることになる。

なお、ヴァナ・ディールではシャクラミの地下迷宮にあった飛竜の卵が、アビセアでは流砂洞で見つかったことになってる。
悪しき印について
悪しき印の浮かんだ飛竜は契約者の魂を食らって乗っ取り、悪事をなすため、本来であれば、ドラゴンスレイヤーであるラーアル飛竜を斬らなければならなかったのだが、なぜラーアルシラヌスに封印を施すだけにとどめたのかは語られていない。シラヌスに竜を殺さぬよう懇願されたのか、それとも竜を殺すと契約者にも悪影響が及ぶのかも知れないが…。

なお、ラストドラグーンと呼ばれる大竜騎士エルパラシオン飛竜ですら悪しき印が浮かんでいた時期がある。エルパラシオンはこれを戦争で罪なき人々も殺してきた報いと考え、山に篭って静かに暮らすことで悪しき印を薄めている。

シラヌス飛竜は誕生時に聖なる印も悪しき印もない珍しいケースだったのだが、弟の無念を晴らすため、復讐のために竜の力を求めたことが竜を悪しき者に変ずる原因になったのかも知れない。
関連項目
Cyranuce】【聖なる印】【信じあう者たち】【少年騎士団
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