箱役

記事名読み
はこやく
アビセア乱獲において、宝箱Sturdy Pyxis)の処理を担当する役割。「箱」「箱開け役・係」等とも。

敵の処理に伴い、次々出現する宝箱の解錠に専念することで、他のメンバーを戦闘に専念させる事による効率の増大を計るのが、主な役割である。
宝箱の解錠方法を使い分け、中身に適した行動(後述)を取る「中の人」のスキルが中心として求められるが、これは低レベルでも可能であるため、箱役寄生と主張する者もいる。しかし、この役割自体にレベルの縛りはなく全員高レベルであっても何らかの形で必要となる事、箱役であっても戦闘に直接貢献が可能であること
注釈1
但し、「中の人」のスキルジョブ、レベルにも左右される
、何より莫大なクルオを負担し、他のメンバーが全力を出せるように裏方として支える存在であると、実情は寄生とはほど遠い。

ただし箱役によってレベルを上げると、スキルが不足したり、そのジョブに不慣れなまま高レベルになってしまいがちで、このようなプレイヤー箱産と呼ばれることもある。
箱役に必要なもの、望まれるもの
当然、大量の禁断の宝のカギが必要となる。箱役の人数が少ないほど、また撃破スピードが速いほど、大量のカギが必要になる。

中身の確認・報告は、複数の箱役を置く場合の担当の重複回避や、あえて解錠しない箱の消滅処理ないしスルー宣言、必要とする他PCへの告知などで重要となる。一人の場合、ペースによっては報告の余裕すら無くなることもあるため、報告の要不要自体も適宜判断する必要がある。

箱役は、金箱のアイテムを確実に戦利品に流し、オーグメントだいじなものを報告する役割があるのみならず、これを(事前に箱役への報酬として決められていない限り)自分のマイバッグに入れない信用が必要となる。特にエンピリアン装束に代表されるロットで争うような高級品や事前に希望を取って分配しているような品は、トラブルを引き起こしやすい。このため、主催者が箱役であったり、箱役LSフレンドから別途確保する場合も多い。

マクロとして以下を設定することで、禁断の宝のカギによる解錠速度は大きく向上する。

ペースの遅い序盤や、開ける必要のない宝箱が大半である状況など、手動で解錠することが可能である状況は少なくない。特に金箱や低ランクの青箱は手動で容易に開くため、カギに頼らずに開けることでクルオの節約にもなるが、手動で解錠する場合に宝箱消滅寸前まで失敗したら、直ちに禁断の宝のカギで解錠することが必要である。
また、複数の箱役がいれば、手動が困難になって初めてカギによる解錠という流れになる事も多い。

敵の範囲攻撃や、ポップ地点で戦闘していた場合の不意の絡まれなどに耐えるHPもまた重要である。クルオによる支援効果黒蹄のアートマ等で高いHPを確保することは、全体の効率化と自らの安全につながる。リレイズが可能であればなお良いが、必ずしも求められるものではない。
回復手段の確保も同様に有効であるが、こちらは青箱でまかなえる部分も多く、戦闘への貢献も視野に入ってくることになる。

最後に、最も重要なのは忍耐力である。範囲支援や回復範囲攻撃に作業をつぶされ、膨大なログに解錠結果が押し流され、告知内容が時折スルーされてテンポラリアイテムオーグメント、癒しの光が無駄に消えたりするなどの状況に耐え、低レベルでは数発で昇天するリスクも引き受けて、箱役以外とは別のゲームをやっているような状況を続けるのだから。

箱役の障害
範囲攻撃に巻き込まれる、戦闘場所がポップ地点となり絡まれるのがわかりやすい問題であるが、これについては通常と同様にHPに注意したり、タゲを取ればよいので対処は容易である。

ログにより解錠結果が流されるのは、チャットフィルターの活用によって軽減される。箱役を担う際には、思い切って大半をフィルターするのもいいだろう。

回復はともかく範囲支援は、解錠に限らず作業をキャンセルしてしまうため、箱役に対しては控えることが求められる。これについては、支援役の気配りが求められる。

意外と邪魔になるのは、箱の前や箱の上に立ちふさがるPCである。専従の箱役を置くのは、戦闘の効率化のためであり、次の敵に向かって移動することで箱と敵を重ねないという効果も期待されるが、それを理解せずに動かないPCは、手動による解錠が箱役戦術に組み込まれている場合、解錠後の取り出しが必要になる金箱の場合などでは見えない壁同然である。
また、単に動かないだけではなく、箱の中の確認や解錠を行っている場合があるが、癒しの光を除いて箱役の手がふさがっている時
注釈2
手動解錠の場合は、箱は意図的に放置あるいは後回しにされているので問題は少ない。支援が効果的なのは、カギによる解錠を連発している状況である。この場合でも、確認→(報告)→解錠→金箱の場合取り出しという手順を踏むため、複数の箱役を置いても余剰の箱が存在することは多い。
の支援以外では、前衛なら速やかに次の敵を殴ってもらう方が効率的なため、箱役と同様に状況判断が求められる行動となる。暇な後衛が解錠している場合は、任せて次の箱に向かうのも良いだろう。

箱役のセオリー
基本的に、どんどん解錠すればよいのであるが、解錠に伴う報告やスルーなどで多少の変化が存在する。また、戦利品禁断の宝のカギがある場合は、ロットすることで消費を抑えることが可能である。

青箱

赤箱

金箱

全てのレベル・ジョブに共通して、範囲攻撃に巻き込まれないことが、箱役にとって重要な行動である。回復が不要になり、被弾による中断が発生しないことは、それだけでも大きな貢献である。

とはいえ、箱役アライアンスの一員であり、相対的に低レベルなだけで決して低くはないレベルであったり、高レベルのPCを人数の都合で箱役としているならば、補助的な戦力として振る舞うことは可能であるし、低レベルであっても、何も貢献が出来ないわけではない。
回復魔法による後衛の負担軽減は代表的であるが、その他にも上述の散薬による支援、前衛HPを確保していれば、後衛が絡まれた緊急時のタゲ取り、シーフであれば不意だまトレハンを乗せる等がある。

また、範囲支援が解錠作業の邪魔となる事はよく知られているが、邪魔になるのは「解錠作業中」の「範囲支援」であることから、箱役自身による範囲支援
注釈3
範囲強化魔法
であれば、比較的容易に解錠と支援を両立可能である。
詩人コルセア等の範囲支援を行う事の多いジョブ箱役として参加し、範囲支援と解錠作業を両立させる手もあるが、支援を行うジョブは通常忙しいので、箱役を行うとさらに多忙を極める形になるため留意したい。
箱役の省略
アビセアの死闘実装前は、禁断の宝のカギスタック数が12であったため、マイバッグの枠複数を占め、ひいては大量のカギを持てる箱役の確保が難しかった。そこで、一定数のカギを各自準備して、解錠を分担する方法が存在した。
アビセアの死闘実装と共にスタック数が99となり、箱役の確保が容易となったことで必要性は解消されたが、時間や発光確保後の残業を目的とする短時間の乱獲では、専従の箱役を置かずに分担とすることも少なからずある。

関連項目
アビセア乱獲】【Sturdy Pyxis】【箱産

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