BOT

記事名読み
ぼっと
プレイヤーが直接操作しなくても、特定の行動を繰り返して行うプログラムツールの俗称。BOTは「ロボット=roBOT」の略。

プレイヤーが作業に従事していなくても、極端な話寝ていても一連の行動を行えることから、ゲームによっては「寝マクロ」「不在マクロ」と称するものもある。ただし、GM対策に監視員をつける業者もいるため、必ずしもBOT=不在プレイというわけではない。

大半のMMOでは使用が禁じられている。主な理由として、
  1. プレイの健全な楽しみ方を損なう。
  2. 使用によって不当な利益を得る可能性がある(使用していないプレイヤーとの格差が生じる)。
  3. サーバー負荷を掛ける。

などが挙げられる。

BOTとは簡単に言うと「操作をプログラムに代行させる」行為である。
運営側にしてみれば、端末の向こうに居るのが「(例えるなら)のび太君(人)なのかドラえもん(機械)なのか」判断が難しい。
チートツールのように不正なデータを送信しているなら見つけようもあるのだが、操作内容自体に不正な操作は含まれて居ない。
このため摘発が難しく、どのゲームでももっぱらGMによる何らかの問いかけを用いて人かプログラムかを判別している場合が多い。しかしながらGMによる摘発はコストの面でも成果の面でも効率が悪く、ゲームによってはBOTに利点が生まれないようにすることで、BOTterそのものが生まれないようにしているゲームもある。
後発のゲームではこれを逆手に取る形で、今まで不正BOTでしか出来なかった単純作業の繰り返し(FFXIで言えば寝釣り等)をゲームシステムで提供するような形を取っているものもある。

今後のネトゲ業界全体で対処すべき問題である。
FFXIにおけるBOT
FF11においては、自動操作での経験値稼ぎはほぼ不可能だったため、BOTといえば主に寝釣りツールのことを指していた。

その後、アイテムレベル装備アビセア学者リジェネなどが登場したことにより、これらを組み合わせた自動狩りBOTも見られるようになった。

なお、召喚獣自動反撃を用いた不在狩りBOTを用いてはいないが、2012年4月21日からは不在プレイの一種として規約違反となっている。
公式上の扱い
スクウェア・エニックスは「ゲームバランスを崩壊させる行為」として、FFXIにおけるBOTの使用を禁止している。
当社の提供する、もしくは認定するプログラム以外を使用したすべての行為
プレイヤー自身の操作によってではなく、外部の機器またはプレイオンラインで提供されたものではないプログラムなどを用いてキャラクターを動作させる行為

オンラインマナー「ゲームプレイについて」より

ただし、後述するようにBOTを直接取り締まることは難しいため、不在プレイを取り締まることで間接的にBOTを摘発したり、システム的にBOTを使いにくくするなどの対策を行っている。

BOTという通称が公式で使われるケースは多くなく、大抵はBOTツールを含めチートツールなど公式に使用を認められていないツール群の総称として「不正ツール・不正な外部プログラム」などと称することがほとんど。
BOT対策
スペシャルタスクフォース(STF)が不在プレイを取り締まっている他、BOTが利益を生みにくいようにシステム的にもいくつか対抗策が導入されている。
釣りBOTへの対策については【寝釣り】項を参照。
自動的に採集を行う「寝掘り」BOTについては、1エリアに長時間留まると一部の採掘物が出にくくなる仕様が導入されている。
関連項目
チート】【寝釣り】【不在プレイ

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