PlayStation 2

2000年3月4日にソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたゲーム機。略称「PS2」。
2012年12月28日に日本国内での出荷が完了。2018年8月31日に本体および周辺機器のアフターサービス受付が終了した。

FF11の利用規約もすでに変更されており、SCEがPS2のオンラインサービスを停止した場合、■eもPS2版FF11のサービス継続を保障しないとしていたが、後述の発表により正式なサービス提供終了が告知され、予定通り終了した。

CPUにEmotion Engine、描画エンジンにGraphics Synthesizerを搭載している。ほとんど全てのPlayStationのゲームソフトがそのまま遊べることや、DVDが見られるということもあり爆発的に普及した。

FFXIの描画エンジンは、このPS2の性能に特化させる形で作られており、当時としては破格なレベルの映像美を実現していた。しかし、PS2の高い描画性能が「2560bitの超ワイドバスで接続された小容量なVRAM」という特殊な機構によって実現されていたために、PCやXbox 360への移植の際には、一部のエフェクトが性能的問題で移植できずに省略/変更されている。

「FINAL FANTASY XI」（以下FFXI）を初めて遊ぶことが出来た機種である。ただしFFXIをPS2でプレイするにはPlayStation BB Unitが必要となる。なお、欧州ではPS2版によるサービスは提供されていない。

FFXIがそのままプレイできたPS2は、PlayStation BB Unit標準搭載の「PlayStation 2 BB Pack」(SCPH-50000 MB/NH)のみ。
SCPH-55000以前の型番のPS2(「PlayStation 2 BB Pack」を除く)ではPlayStation BB Unit(内蔵or外付け)を追加する事でプレイができる。
SCPH-70000以降の型番ではPlayStation BB Unitが接続出来ないため、プレイすることは出来ない。

2015年3月19日発表の「ヴァナ・ディール プロジェクト」において、2016年3月のPS2版とXbox 360版のサービス終了が告知され、2016年3月31日に終了した。
これにより13年と11ヶ月に及ぶPS2でのFFXIサービス提供が終了した。SCEによる「PlayStation BB」対応ソフトウェア専用サービスも同日終了した。

画面解像度の有利さを始めとしたXbox 360版およびWindows版でのプレイ環境が整っていれば、FFXIのプレイのためにプラットフォーム選択としてPS2を購入する意義は薄い。

なおキーボードなしで会話するためのソフトキーボードがあったが、例えば「めりぽ」を変換すると「メリボ」になるなどの問題のため（修正される気配なし）できればキーボードを購入するのが良いと思われる。ちゃんと変換されることもあり、原因不明。

2006年11月11日に後継機種であるPlayStation 3が発売され、初期のHDD20GBと60GBのモデルには、FFXIのインストールおよびプレイが可能であったが、後発の40GB以降のモデルにはPS2ソフトとの互換が外されている為、残念ながらプレイは不可。購入には注意が必要である。

2013年7月時点ではアドゥリンの魔境コンテンツはブラックアウトが激しくまともに遊ぶ事は不可能に近かった。その対策のため、2013年8月6日のバージョンアップではテキストコマンド「/localsettings」にグラフィック表示を大幅に簡素化する機能が追加された。

2003年12月13日にソニーから発売されたHDD/DVDレコーダー。PS2にHDD/DVD録画機能を付加した形の製品。
内蔵HDD容量のうち40GBをゲーム用に割り当ててFFXI等ゲームソフトのインストールを行う。PS2のコントローラとUSBキーボードを接続でき(USBポートは1つ)、イーサネットポートも内蔵する。DESR-5500、DESR-7500以降はPlayStation BB チャンネルの閲覧機能は無くなったがFFXIのプレイは可能であった。

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