スレノディ

記事名読み
すれのでぃ/Threnody
特定の属性耐性を下げる効果を持つ呪歌の総称。2002年8月8日のバージョンアップでI系が実装され、2015年2月19日のバージョンアップでII系が実装された。

8つの属性全てに2つずつ、計16曲の呪歌がこれに含まれる。通称「スレ」。I系II系とも属性以外のヘルプテキストは同じで、以下のようになっている。
敵の○属性に対する防御力ダウン

習得方法
I系は使用可能レベルになったら対応するスクロール楽譜)を使用することで習得できる。

II系は吟遊詩人Lv99でジョブポイントを100使うと「歌習得」のギフトで習得できる。
名称低下
属性
低下属性に対応する魔法
属性
習得可能
レベル
レジスト系なしレジスト系あり不明
注釈1
反応するレジストプロパティはあるが、状態異常耐性が設定されているかは不明なものなど。
I系II系
光のスレノディバニシュララバイレクイエム1099
闇のスレノディドレインアスピルフラズルスリプル12
土のスレノディストーンスロウエレジー14
水のスレノディウォータポイズン16
風のスレノディエアロサイレスグラビデ18
炎のスレノディファイアアドルノクターン20
氷のスレノディブリザドディストラパライズバインド22
雷のスレノディサンダースタン24

全て共通して詠唱時間2秒、リキャスト24秒。I系は効果時間60秒、II系は効果時間90秒。
ピッコロ嘆きの竪琴スレノディ+の楽器装備時は効果が上昇する。

同じターゲットに効果が発動するスレノディは常に1属性のみで、スレノディは他のスレノディによって上書きが可能
注釈2
2003年4月15日のバージョンアップまでは、スレノディには という上書き関係があった。

属性ごとの強弱関係はなく、後から入れたスレノディが常に優先される。ただし、楽器ソウルボイスによってスレノディの効果が変化する場合、効果の低いスレノディで効果の高いスレノディ上書きすることはできない。
2015年8月5日のバージョンアップ時点では効果量の基本的な差から、どのような楽器装備してもII系は常にI系を上書きし、逆は上書きできずに効果なしとなる。

呪歌の名称は下げる対象となる属性を示し、呪歌自体の属性は下げる属性に対しての強属性となっている。さほど気にする機会は多くないが、マジックバーストに合わせて入れる場合などでは注意が必要である。また、スレノディ自体のレジスト率低下を狙って属性杖を背負って歌う場合は、呪歌自体の属性と合わせなければ意味を持たなくなる。

上記には各属性の主な対応魔法を挙げたが、精霊系弱体魔法連携属性WSによる属性ダメージ武器WS追加効果としてのステータス変化
注釈3
例えばシルブレの直前に氷のスレノディを入れると、属性弱点に持たない敵にも効果的に発揮されると言ったような。
まで、属性を持つ技は多岐に渡ってその恩恵を受けられる。応用範囲は実に幅広い。

ただし、モンスターに対する弱体魔法命中率は「属性耐性を参照するもの」と「状態異常耐性を参照するもの」があると公式に発表されている。

この公式発表では、ブラインのように“ジョブ特性レジストブライン」のような「レジスト」系が存在する”弱体魔法命中率は、属性耐性ではなく状態異常耐性を参照しているとされている。一方で、フラズルには「レジスト」系が存在しないため属性耐性を参照するとしている。

つまり、状態異常耐性が設定されている弱体(≒レジストプロパティが存在する状態異常)については、対応した属性耐性スレノディで下げても命中率には影響がない。

また有志の検証では、フラズル風水魔法のフォーカスで魔命支援をするとフェイススロウを唱えるようになる相手に対して、土のスレノディで土耐性を下げてもスロウは唱えなかったとの報告もある。

公式発表の通り、スロウレジストプロパティレジストスロウ」が存在する状態異常(=状態異常耐性を参照するもの)であるため、属性耐性を下げても効果がない一例と見られる。

ただし、どの状態異常耐性値が設定されているかについて明確な一覧の公表はされておらず、フォーラムで明かされたのは“「レジスト」系が存在するもの”であるブラインと、“それ以外のもの”であるフラズルのみ。

そのため上の表のエレジーのように、効果はスロウと同様だが別枠でどちらの耐性を参照しているのか明確な指標がない弱体魔法もあり、今後のさらなる発表や検証によっては例外的な存在が明らかになる可能性も捨てきれない。
使用局面
効果はスキルに依存せず、I系は属性耐性-50、II系は属性耐性-160の効果があり、スレノディ+の楽器を使用することで、+1につき耐性をさらに-5、効果時間を+10%できる。

「多少耐性がある」という程度の敵であればスレノディを入れることで耐性を打ち消すことができる。とはいえさすがにエレメンタルのように超強力な耐性を持つ敵には焼け石に水。

連携直前に連携属性に合わせたスレノディを入れるのはもっとも分かりやすい先読みと言えるだろう。

パーティメンバー、あるいは自身の状態異常を入れやすくするために、前もってスレノディを入れるというテクニックも吟遊詩人の腕の見せ所の1つと考えられていたが、レジスト系の存在する弱体モンスター属性耐性を下げても命中率が上がらないようなので、スロウパライズなどに関しては気休め程度の効果しかなかったようである。ただし、属性耐性レジスト率に影響を及ぼす弱体も多いので、そういったものに関しては有効なテクニックとなる。

他には、四神のような「一つの属性以外に強力な耐性を有する」相手の弱い属性を衝くといった使い方もできる。一見地味であり、ソロではほとんど日の目を見ることがない歌ながら、パーティではキラリと光る玄人の技の見せ所な歌である。
I系はアビセアNM戦では黄弱点魔法の候補となっているため、歌う機会も多くなっている。ただし、前述のように魔法名と魔法属性は異なるため、対応関係を覚えておくかアイコンの色を見て判断すると良いだろう。レジストされると弱点をつけないため、魔法命中率はきっちりブーストした方が良いだろう。

なお、敵によってはほぼ入らないスレノディもあるが、レジスト判定の前にランク判定が行われるようで、以下の方法で入りにくいスレノディを入れることもできる。

  1. ピッコロ(+1)などのスレノディ+のついている楽器で入りやすい属性スレノディを入れる。
  2. アカペラ、ないし他の楽器装備して入りにくい属性スレノディを入れる。

この手順であればスレノディレジストではなく「効果なし」になるため、弱点をつくことができる。アンデッドNMに対する光のスレノディや、召喚獣NM弱点属性以外のスレノディを歌う場合に有効。
関連項目
吟遊詩人】【呪歌】【誤読】【ピッコロ】【嘆きの竪琴

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