Volledyne

記事名読み
う゛ぉるだいん
歴史上の人物。
フルネームは「ヴォルダインミスタル(Volledyne Mistalle)」。後に伯爵となり「ヴォルダイン・M・ミスタル(Volledyne M Mistalle)」となる。
第24代サンドリア国王、後に龍王と呼ばれるランペール・R・ドラギーユ(Ranperre R D'Oraguille)が王であった時代に白魔道士として神殿騎士団に属していた。

ランペールにより二王時代が収束し再び一つとなったサンドリア王国だったが、100年に及んだ分裂状態の傷は深く、王都の治安も安定したものではなかった。
そこへ新たな問題が浮上する。翌天晶暦816年、東サンドリアの残党がノルバレンにて蜂起、独立国家樹立を宣言したのだ。三月王国事件と呼ばれるこの反乱の陰にはバストゥーク共和国による支援があったとも言われている。

治安問題のため王都を離れることができないランペール王立騎士団エルパラシオン・B・シャノア(Erpalacion B Chanoix)とヴォルダインの二人に反乱の鎮圧を命じる。二人は力を併せ、わずか3000人の兵力ながらたったの三ヶ月でこの反乱を鎮めることに成功する。ヴォルダインはこの功績を評価されて伯爵の爵位を賜った。

一方のエルパラシオンはその後、帰途にて突然姿を消した。彼ら二人は決して良好な関係にあったとは言えなかったようだが、ヴォルダインは指揮下の兵を総動員して彼を捜索したという逸話がある。しかしその行方は杳として掴めず、エルパラシオンはその亡骸が見つからぬまま国葬に付された。

彼と同じ「ミスタル」の名を持つフランマージュ(Francmage)やルーヴランス(Louverance)は彼の子孫に当たる。
関連項目
Erpalacion】【二王時代

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