Razfahd/ネタバレ

記事名読み
らずふぁーど・ねたばれ
Razfahd : いかなる王といえど、
 己が手を、己が心を汚さずに
 臣下に血を流させることなど、できんのだ。

聖皇ジャルザーンの息子であり、アフマウこと現聖皇ナシュメラ2世は妹
注釈1
亡父ジャルザーンに対し敬意を払っているのに対し、母親(ジュブリール)に対しては他人扱いの言い回し("無理もない。ナシュメラの母ジュブリールは、変わっていたが頭の切れる女だった")をしていることから、明言こそされないものの異母兄妹ではないかという推測もある。
である。元々は第一皇位継承者であったが、父の反対を押し切って参戦した東方戦線で瀕死の重傷を負った際、再生力の高い魔物の血を輸血し、それを理由に皇位継承権を外される。
父の亡き後、ワラーラ寺院に預けられていたナシュメラを呼び戻し聖皇の座につけ、自らは宰相となった。いまだにナシュメラ聖皇としての自覚が足りないとみなし、皇国の実権を事実上握っている、ともいえる。

アトルガンミッションにおいて、彼は父の遺志を継ぐため、あるいはそれ以上に自らの理想のために、伝説の鉄巨人にしてアトルガン皇国の守護神アレキサンダーを復活させることにより、戦乱に決着をつけようと画策する。ついに復活したアレキサンダーを駆る彼は、ラグナロクを止めるために動くナシュメラ2世=アフマウ、そして冒険者達と対峙することとなった。
戦闘のさなか彼のコントロールを離れて暴走したアレキサンダーと、それによって討たれたナシュメラを前に海賊ルザフが呼び起こした「冥路の騎士オーディンとの間で、再びラグナロクの危機が訪れる。そのことを良しとしなかった彼は、最期にナシュメラに皇国の未来を託し、アレキサンダーを道連れに死亡した――と思われていたが、後日談クエストアトルガンの守護者」において、生きていたことが判明する。本来、人体にとって有害であるはずのアストラル界で生き延びていられたのは、彼が忌み嫌った「魔物の血」がその身に流れていたためであった。

世界の危機や、皇国と他国との一触即発の事態を引き起こした彼であったが、その動機はけっして私利私欲といえるものではなかった。逆にあまりにもアトルガン皇国の未来を憂うゆえに、性急な手段へと走ってしまった、といえる。
また妹であるナシュメラに対しても、彼を止めるために動いていると確定した段階になっても、それをナシュメラの受ける「試練」だと考えるなど、未来においても彼女が聖皇になるべきだと考えていた節がある。

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