ユニクロ装備

記事名読み
ゆにくろそうび
ヴァナ・ディールにおいて大抵の冒険者が、廃人的な作業をしなくとも手に入れることができる装備のこと。基本的には、適正なレベル帯で着ておけば間違いない、実用面で及第点を満たした装備の意味であり、また言い替えれば凡庸な装備という意味も持つ。リアルにおけるユニクロの服が持つイメージに重ね合わせてこのように呼ばれる。

元は高額な品(廃人装備)であったものが、流通量や入手手段の増加などによって、価格が下落することを「ユニクロ化(ユニクロ装備化)する」、などと称することもある。

ただし、実際にはどの程度の品が「入手が容易」なのか、すなわちユニクロであるとするかは後述するように大きくPC差があり、明確な基準があるわけではない。

例外的に、装備価値が高くても結果として、皆が同じ外見になってしまう場合に用いられることもある。典型的な例としては、赤魔道士デュエルアーマー一式とクリムゾンクウィス/クリムゾングリーヴを合わせ、ジュワユース玄武盾を持つスタイルがそれにあたる。

また2009年7月21日のバージョンアップ以降FoVによって高Lv品のオーグメント化が可能となった為、流通価格の割に高性能であるというユニクロ装備の特徴故にローリスクハイリターンを望めるオーグメント化のベースとして、次々とFoVへ投げ込まれ続けている。
結果、高Lvにおけるユニクロ装備であったもの(ウォーウルフベルトLv71~)等)は同バージョンアップ以前に比べ高騰傾向にあり、潤沢であった在庫も枯渇気味になっているサーバーもある。

活発なコンテンツのはずれドロップは性能とは無関係にユニクロ装備となることも多いが、性能的には優秀なためコンテンツが旬を過ぎると値上がりするのもまた多い。

生活層でユニクロ判定も違う
プレイヤー毎の金銭感覚の差異に加え、ギル貨幣価値の変動などもあって何がユニクロ装備かはその定義が食い違うこともある。





ポピュラーなユニクロ装備
戦績交換品やスキル上げまたはHQ狙いで赤字覚悟で大量に製造される品が多いが、低レベルの装備クエストに由来するものや合成による金策の対象ともなっているものもある。また、はずれドロップを中心として、BFアサルトに由来する品も見られる。
ワールドの流通事情による偏りも見られ、あるワールドでは数万ギルで手に入る装備が別のワールドでは十数万ギルとなることや、取引価格こそ安いが出品が見られないため、入手性の面で難のある場合もある。

比較的簡単なクエスト報酬にも、低レベル帯を中心に優秀な装備は多い。


(・)両手両脚両足装備装備品一式が多い。特にLv30までのレベル帯では選択肢も少なく、同じ格好の人を多く見かける。

前衛向け
後衛向け

上に挙げた装備は概して「安価でその割に高性能」ではあるものの、カンスト周辺の高レベル帯、特に各種コンテンツにおいては単純に「手抜き」と見なされ、歓迎されないこともある。どのような装備が求められるかは人や参加する活動により様々だが、周囲のメンバーよりも性能面で明らかに劣る装備が多い場合、プレイヤースキルなど他の要素にも疑いの目を向けられてしまう可能性は否定できない。

ただし、同じユニクロでも前衛後衛装備では、その地位が大きく異なったものになっている。具体的には、後衛装備AFなどが優秀である・その他にもウプランドなど一線級のアイテムと比較しても高性能の品が揃っている・プレイヤースキル次第で挽回できる要素も大きい・そもそも一部の後衛ジョブの人口が少なく選り好みしづらいなどの理由で、ユニクロ混じりであっても概ね許容される傾向がある。

一方、前衛ユニクロ装備は多くの場合ヘイスト命中といった点でテンプレ以上の装備に劣っており、オートアタックウェポンスキルなどでどうしても差をつけられてしまう。このため、同じユニクロ装備であってもそれが槍玉に挙げられるのは前衛のそれであることが圧倒的に多くなっている。

アビセア実装後は、クルオ交換品の「ペルルオーベール/オロールダブレット/ティールサイオ」が手軽に手に入り、ユニクロとテンプレの差は随分と改善された感があった。
これら一式はそれまでのユニクロ装備と比べて、廃装備ほどとは言わないまでも、一般的に言われているテンプレ装備に大幅に迫る性能を持っており、レベル78以降であればこれら一式さえあれば大抵の場合は充分ではないかとの意見が多数を占め、実際にダスク装備HQホーバークHQが軒並み値下がりするという動きが見られた。
というのも、これら一式より優れた装備は、定時コンテンツに何ヶ月も通わなければ取れなかったり、また、非常に高額であったり、果てはその両方だったりして取得難易度が高いためであったからである。
コンビネーションの関係で、これらより優れた装備を1部位か2部位程度しか持ってない人ならこれらを一式装備したほうがよい場合があり、装備収集の極まってない人にはまさにうってつけであるといえる。
ここまで強力な性能になったのは、開発チーム側がユニクロ層とテンプレ層の装備格差から来る非難や嘲笑を緩和したかったのではないかと考えられている。

また、レベルキャップ上昇やプロマシアミッションレベル制限撤廃によって、スウィフトベルトラジャスリングブルタルピアスなど、テンプレ装備に数えられている装備の一部が以前より容易に入手できるようになったのも、ユニクロとテンプレの差を埋める要因になっている。

アドゥリンの魔境実装後は、これらのユニクロ装備に変わり、同盟戦績で交換可能な装備や、エミネンスで交換できる装備ユニクロ装備となっている。
備考
本来のユニクロは「UNIQUE CLOTHING」の略語であり、直訳するならば「類稀な服装」や「独特な服装」であり、普段もしくはヴァナで連想されるユニクロ(=凡庸、安価)という単語からは趣が異なる。
注釈5
一世風靡したオプチカルハットスコピオハーネスといったアンバランスな外見は独特な服装という意味ではユニクロ装備なのかもしれない。ヴァナで最適とされている装備の組み合わせはファッション的には褒められたものでもないので、正しいユニクロの使い方とも言えるのだろうか…

敢えて他人に伝わらないことを厭わず、原意としてユニクロという言葉を使う場合「レリック武器ユニクロでしょ。常識的に考えて^^」などと利用するのが正しいのかもしれない。

もちろんリアルでのブランド名である固有名詞UNIQLO(ユニクロ)が語源であるため、上記のような講釈を垂れてもただ恥ずかしい人になるだけなので発言は自己責任で。

ユニクロ装備と呼ばれる装備品が”実用に十分耐えうる装備”という意味合いなのに対し、”ぎりぎり実用に耐えうる”もしくは”装備トータルでぎりぎりなんとか目をつぶってセーフ”という「最低限の装備」「激安装備」という意味合いで「しまむら装備」「シマム装備」という言葉もにわかに使われている。由来は言うまでも無く、実在のブランド“ファッションセンターしまむら”から。

評価としては、ユニクロ>しまむら ということになるが、リアルにおけるそれぞれのブランドおよびメーカーと直接関係はないことは踏まえなければならない。

どちらにせよ些か偏見や侮蔑の意を持って使われる事も多く、自嘲的な意味合いであっても余り会話内で多用すべきではない。廃人にとってユニクロでも、一般プレイヤーにとってそうでない物も多いからだ。ユーザー間での温度差が(冗談の範疇である場合にせよ)色濃く反映された用語とも取れるだろう。

関連項目
廃人装備】【テンプレ装備】【最終装備】【競売装備】【競売レンタル

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